部活動の経験をアピールしたい時の自己PRの書き方・例文集

部活の経験をアピールしたい時の自己PRの書き方

「大学時代の部活で得たものをアピールしたい」「部活の経験こそが自分の武器だ」という就活生は少なくないかと思います。就活において「部活ネタ」は必ず質問されるポイントだと言って良いでしょう。

しかし、ただ自分の部活の活動内容や経験を質問に応じて話せばよいというものではありません。誰もが質問され、それに答えられる箇所だからこそ受け答えの一つ一つが「内定を後押しする絶妙な答え」ともなれば「思わぬ墓穴を掘る一言」にもなってしまうのです。

では、部活の経験をPRするにあたり重要なこととは何なのでしょうか?

まず、心に留めておくべきことは「企業は就活生の部活に興味はない」ということです。企業が人材を選考するにあたり、彼らがかつてバスケをやっていたか柔道をやっていたかなどはどうでもいいわけです、なぜならそれは企業の業務や入社後にやってもらう仕事には関係ないからです。

では、企業はなぜ「部活」についての質問をするのかというとその回答を通じて就活生の人柄や問題対処能力、周囲との協調性を見ることができるからなのです。ですから部活についての質問にはすべて「自分という人間を知ってもらう」という姿勢で回答するのが望ましいです。

部活の経験をアピールしたい時の自己PRの例文

では早速、部活の経験をアピールする自己PRの例文を、

・継続力
・忍耐力
・協調性
・マネージャー経験

の4つのパターンに分けてご紹介します。

1:部活で培った「継続力」をアピールしたい時の例文

例文①

私は大学に入ってからこの競技を始めました。そのため、高校からの経験者に比べるとハンデがある状態からのスタートであり、レギュラーの座を獲得するまでには相当上手くならなければならない状況でした。

レギュラー入りを目標に部の正規の練習以外にも自主練や競技専門の筋トレ・ストレッチを毎日欠かさずに行いました。練習後などに疲労で体を動かせないときには技術書や筋トレの本、メンタルトレーニングの本などで勉強することによって、学業以外の時間は全て自分の実力をつけるための時間とするよう心がけました。

こうした努力が実ってか2年次の途中からはレギュラー選手にも選ばれるようになり、3年次には勉強して得た知識を買われて新入生の指導役も任されるようになりました。試合の前に同期の経験者からメンタルトレーニングについてアドバイスを求められた時には嬉しかったです。

例文②

高校時代と同じ部活に入ろうと思っていたので、ほかの選択肢は思い浮かびませんでした。経験者でそこそこの実力もあるということで入部してから間を置かずに試合にレギュラーとして出ることができました。

そのため他の同期の部員からは見ると労せずしてレギュラーとなり、自分の成績だけを気にしていられるから楽そうだと思われていたかもしれません。しかし、私自身は高校時代からの癖を克服することで頭がいっぱいでした。監督や先輩部員に指導してもらったり、専門書を読んで勉強したり、癖の克服のための専門メニューをやってみたりと試行錯誤を続けました。

結局癖の克服には丸々2年がかかりましたが、とても達成感がありました。高校で部活を終える際、癖のせいで完璧なパフォーマンスができなかったことが気がかりだったので大学でも同じ部活を選択して本当に良かったと思いました。

2:部活で培った「忍耐力」をアピールしたい時の例文

例文①

私の大学は強豪校として知られるだけあって、単に高校時代にやっていた経験者というだけではレギュラーの座には到底就くことができないものでした。そのため、私の部活生活は「レギュラーになれるかどうか」という点のみに終始するものでした。

他の部員と同じ質・量の練習では彼らを追い越すことができない、そう思い自主練を欠かさず、また専門書の勉強や筋トレ・ストレッチにも励みました。学業以外の時間とエネルギーの全てを強くなるために費やしましたが結局2年間はレギュラーになることはできませんでした。

「なぜ自分はこれだけやってもレギュラーになれないのだろうか」「何か自分はレギュラーの部員に比べて決定的に劣っているところがあるのではないだろうか」などと煩悶する日々が続き、「いっそ部活を辞めてしまおうか」と思うことも何度もありました。しかしそのたびごとに「ここで背中を向けるわけにはいかない」と自分を奮い立たせることで練習に戻りました。

3年次からレギュラーとして出場できるようになりましたが、必死で努力した分の実力が身についていることを実感しました。この体験からすれば大抵のことには耐えられそうな気がします。

例文②

私の大学のレベルは強豪校というほどではありませんでしたが練習の厳しさをもって他校には知られた存在でした。朝の講義前の朝練、講義終了後の正規練、試合前の試合練にレギュラー選手のみの選手練というように毎日が練習漬けでした。

少しでも他の部員よりも上手くなろうとすると、大抵の時間は部の正規の練習で埋まっているため昼休みや空きコマの時間を充てるしかありませんでした。試合前にレギュラーを決める時などは連日の過酷な練習で疲労困憊しながら、必死に自分の全力を出し切ったことを覚えています。

その頃はきつくて逃げ出したいと思う毎日でしたが、いざ離れてみると自分の限界に挑戦することができた日々だったのでとても懐かしく思います。

3:部活で培った「協調性」をアピールしたい時の例文

例文①

私が入部したとき、部の雰囲気はあまり良いものではありませんでした。部員同士の些細な衝突が試合にまで影響することがありました。私は同期の中で唯一の経験者だったため自然と私が同期の取りまとめをする立場となりました。

部の成績があまり振るわない理由は部員の能力ではなく、チームワークの欠陥にあると私は思っていました。そこで私が主将に就任してからは、1.定期ミーティングの設置による意思疎通の徹底化、2.部の課題・目標や個人の課題・目標を全員で共有する体制、3.各部員の癖・課題を把握するための小チーム制練習、の3点を導入して部内のチーム力を高めようとしました。

時には意見の衝突もありましたが、部員同士で食事に行って互いの意見を洗いざらい話し合うことによってより結束を深めることができました。引退試合の結果は私が思っていたほど上手くはいきませんでしたが、ここ数年間では最高の成績であったので少なからず効果はあったかと思います。

例文②

私が入部したときには部の雰囲気は最悪でした。レギュラー選手と非レギュラー部員との意識の差がある上に、モチベーションが下がった非レギュラー部員はレギュラー部員のための記録係やビデオ係といったタスクをおざなりにしていたのでした。

レギュラーに選出される部員と非レギュラー部員とが半ば固定化していたこともあってこの問題は簡単には解決しなさそうに思えました。2年次の頃、レギュラーとなることもしばしばだった私は試合のオフシーズンに非レギュラー部員を集めて地域の職域大会に出場することにしました。職域のための練習を有志を募り行ったところ意外と非レギュラー部員が進んで参加する事態となりこのことをきっかけとして非レギュラー部員のモチベーションも上がっていきました。

そして今ではオフシーズンに非レギュラー部員が職域大会に参加することが恒例行事となっています。私が引退する頃には入部していた時とは違い活気にあふれていたので効果はあったと思います。

例文③

私は大学の部活の中で1回、同期の部員と衝突してしまったことがあります。きっかけは些細なすれ違いだったのですが試合前のレギュラー枠の取り合いという要素も絡んだため大いにこじれてしまいました。

この時は相手の部員のことを煙たく思いましたが同時に自分に落ち度は無いのかと自問したり不安定な日々が続きました。相手が部を辞めるか自分が辞めるかのどちらかだと腹をくくり、相手とじっくりと話し合う席を設けることにしました。

相手といざ話し合ってみると相手も自分と同様の感情を抱いていたことが分かり、またきっかけは些細なすれ違いに過ぎないと分かったことでそれからは仲良くすることができました。この出来事から対立する相手と意見を交わし、冷静な視点で彼我の立場を比べてみることの大切さを実感しました。

4:部活の「マネージャー経験」をアピールしたい時の例文

例文①

私は大学ではマネージャーをやりました。私の大学ではマネージャーが物品管理から試合会場・交通手段の手配、選手のコンディションの管理までするので責任は重大でした。

私は大学入学まで結構ずぼらでスケジュール帳など持ったことがなかったのですが、マネージャーとなってからは自分の担当の選手のコンディション管理や、消耗品の発注のためにスケジュール帳を常につける習慣ができました。部の主役は当然選手たちですが、試合が終わった後などに選手から労いの言葉をかけてもらうのが嬉しかったです。

例文②

私は大学のマネージャーとして部の経理を担当しました。部費と大学からの補助金では限界があるのでなるべく出費を抑えるために大会やシーズンのたびに出費の項目を見直し無駄な項目を無くしていくようにしました。

また、物品購入費もなるべく安く抑えるためにネット通販やまとめ買いの割引を活用しました。最終的に年間で○万円ほど節約することができ、その分は部の緊急の出費に備えた「事故積立金」を新たに作りそこに積み立てることにしました。今ではその習慣が慣例化しているので経理担当のマネージャーとして達成感のある部活生活でした。

部活の経験をアピールしたい時に注意すべき点

部活での経験をアピールする際に注意するべきこととして以下のことが挙げられます。

部活動の内容について細かな説明をしすぎない

何度も述べているように企業は就活生の部活自体に興味はありません。競技の具体的な内容や部活生活の細かな内容は適宜省略して最も大事な「部活で私はいかに行動したか」「行動の結果どういう成果を残せたか」「部活で得た教訓」などのポイントが面接官に伝わるように心がけましょう。

もちろん面接官から部活動の内容について問われた時は簡潔に分かりやすく伝えましょう(情報を簡潔に他者に伝えられるかが見られている場合です)。

「勉強そっちのけで部活に励んだ」はアウト

いくら部活動で貴重な教訓を得たからといって部活動だけの大学生活であったと思わせるようなPRは逆効果です。学生の本分は学業ですから、実態が「部活だけの生活」であったとしてもそれをPRに出してはいけません。

大学の成績や一般常識の試験の点が悪かった場合にその理由を部活に求められてしまいます。あくまで「学業のための時間」以外の時間を全力で部活に注ぎ込んだという形でPRするようにしましょう。

「結果はダメだったけどいい思い出になった」もアウト

「試合で結果は残せなかったけれども部活自体がいい思い出になった」よく耳にする話ですが、就活の面接ではあまり聞こえが良い話ではありません。なぜなら「結果は出せなかったけれども悔しいとは思わないし楽しかった」と言っているようなものだからです。

たとえ弱小校であろうが実力不足だろうがそこは何とか「結果が出ないなりに教訓を得た」という形にもっていかなければ面接官の気を引く答えにはなりません。

部活の経験をアピールしたい時に書くべきこと

部活の経験のアピールとしては以下の事柄を盛り込むようにしましょう。

部活の中でどのように工夫したか、努力したか

部活の中で自分はどのような方向性の努力をしたのか、どのような発想をしたのかを語りましょう。これらのことから面接官はあなたの物事に対する姿勢・心構えや創意工夫などを推測することができます。

部活の中でぶつかった壁にどのように対処したか

自分の実力の壁や他の部員との衝突、予算や日程の問題など部活の中で直面した問題とそれに対する自身の心境や対応、いかにして乗り越えたかを語りましょう。これらのことから面接官はあなたの忍耐強さや粘り強さ、危機管理能力や思考の柔軟性、発想の飛躍といったことを推測することができます。

部活の中で他の部員とどういう関係であったか

他の部員との関係性についても良好であれ、衝突があった場合であれそのことで得た教訓とともに語りましょう。あなたの対人関係スキルが端的に分かりますし、企業は何より周囲と協力し合える人間を欲しがりますので「対人関係」を重要視します。他人と衝突したのならばそこからどう和解したのかなどを語り、「きちんとした人間関係を周囲と築くことができる」という点をPRするよう心がけましょう。

部活を通じて何を得たのか、これからどういう活かし方ができるか

上の内容と被りますが、これが全てと言って良いでしょう。「部活で得た教訓」から面接官はあなたがどのような視点で物事を見るのか、どういった状況でいかなる経験を積むのかということを推測できます。企業で仕事をしていく中でどのような成長をする人材なのか、すなわち「将来性がある人材」かどうかを判断する好材料なのです。

採用側は自己PRのどこを見ているのか?

一番初めに述べましたように採用する側である企業は就活生の部活の内容には一切興味がありません。では企業は就活生の何を重視するのでしょうか?

リクルート社の就職白書2017には約1200社に対して行われた「企業が採用基準で重視する項目」のデータが載っています。

これによりますと、
第1位は「人柄」で92.9%
第2位は「自社への熱意」で76.1%
第3位は「今後の可能性」で68.8%
第4位は「性格適性検査の結果」で38.9%
第5位は「基礎学力」で35.8%
となっています。

これらに対して「所属クラブ・サークル」は8.9%の企業しか重視していません。これは25項目中で15位です。このことから言えることは「部活の経験」について話しながらいかに企業が重視する「人柄」「今後の可能性」といったことに結び付けることができるかで内定は近づくということです。

そして「人柄」「今後の可能性」をアピールしていく中で「壁にぶつかってもへこたれないタフさ」「逆境を乗り越えるためにした工夫・発想の飛躍」「きちんとした人間関係を周囲と築くことができる」といった要素は必要不可欠です。

自分が採用者側ならどのような人材を取りたいか、もっと言うと「どのような人柄に価値を見出すか」「どのような人材が将来性があるとみるか」という点を考えてPRをする姿勢が重要となるのは間違いありません。「部活動」は社会の縮図あるいは会社のプロトタイプであるともいえるかもしれません。だからこそ就活生のそこでのエピソードを企業は必ず訊ねるのです。

賢い就活生が使う就活ツール「イッカツ」

就活サイトは、実は50以上も存在していて、就活をスタートすると、1人およそ3~5サイト登録します。1サイトに記入するのは50~100項目。全てのサイト登録をするだけで数時間かかることになります。

その非効率さに気づく、賢い就活生が使うのが「イッカツ」。

複数サイトの登録といっても、記入項目はほとんど一緒。「イッカツ」に登録するだけで、複数サイトに自動でユーザー登録をします。

さらには、大量に送られてくるメールも一括管理するので、サービスから送られてくるメールに、選考メールが埋もれて見逃してしまった、なんていう悲惨な自体を招かずに済みます。

ぜひあなたも「イッカツ」で、就活を賢く、効率よく、進めませんか。