【業界研究】眼鏡業界の現状・動向・課題について

見出し1:眼鏡業界の現状眼鏡業界の現状

眼鏡業界では、平成16年から19年にかけては若干の市場規模アップがありましたが、平成19年から平成21にかけて市場規模は減少傾向に転じました。平成21年から24年までの間は市場規模が横ばいに。

平成25年に入ると増加する傾向をみせ始めました。一時期は、コンタクトレンズやレーシックによって眼鏡業界全体が押され気味の状態でしたが、最近では「眼鏡男子」「眼鏡女子」などの言葉が生まれたように、ファッションの1部として認識されつつあります。

消費者の間でも、眼鏡をファッションとして認識する人が増えており、形や色、材質などにおいてこだわりを見せ、複数の眼鏡を購入する人が増えています。いまでは、コンタクトレンズやレーシックの影響は徐々に少なくなっており、これから眼鏡業界全体として明るい兆しが見え始めています。

眼鏡業界の業界研究をする上で、社会とのつながりや、ファッションの動向などを調べることが必要不可欠です。

現状1:基本情報

平成21年では、リーマンショックに伴う個人消費の落ち込みや慢性的な需要の低迷などを原因として、眼鏡業界を構成する多くの会社は業績の低迷に苦しみました。その事実として象徴的なのが、大手5社の中で4社が最終赤字を記録してしまったことです。

しかし、この苦境はそう長く続きませんでした。平成24年から平成25年にかけて、業績は上向いてきています。また、リーマンショックの影響が徐々に薄れてきて、眼鏡業界内で個人消費の回復が出始めました。また、新しい企業もたくさん出てきて、ファッションセンスに富んだ様々な眼鏡が発売されることになりました。その象徴と言えるのが「JINS」です。

独自のSPA方式を武器にして、競合他社と比較してリーズナブルな価格帯を実現。最近では機能性を重視して独自に開発した眼鏡がヒットしました。パソコン用眼鏡『JINS PC』は、1年半で累計150万本を販売しました。また、花粉症対策眼鏡など、これまで眼鏡業界にはなかった様々な用途の眼鏡を開発。世代を問わず多くの人から高い支持を得るようになっていきました。

今は、一時期のブームが落ち着いて業績は安定期に入っています。しかし、現在も眼鏡業界を牽引する様々な戦略を通じて、着実に成長し続けています。

  • 業界規模:1,252億円
  • 労働者数:2,497人
  • 平均年齢:37.9歳
  • 平均勤続年数:13.3年
  • 平均年収:392万円

現状2:業界シェアランキング上位3位

第1位: 三城ホールディングス

売上高は569億円。「眼鏡の三城」という言葉は現在の社会で浸透しています。大規模な路面店を多く展開しており、眼鏡を初めてつける人、眼鏡を買うだけではなくサービスを重視する人から高い支持を獲得しています。業績も安定しており、眼鏡業界内では盤石な経営基盤を持つ会社として知られています。

第2位: ジェイアイエヌ

売上高は365億円。「JINS」という名前で知られるブランドの眼鏡を開発している会社です。若者を中心にシェアを着実に広げており、だて眼鏡を購入する人も少なくありません。

また、バリエーション豊富な眼鏡が女性の心を確実に捉えて、若い女性の市場を開拓することに成功しています。加えて、前述したように機能的な眼鏡を多く開発しており、働く人々や花粉症に悩む人から高い支持を獲得しています。

第3位: 愛眼

売上高は169億円。テレビCMでもおなじみ、「眼鏡の愛眼」という言葉で有名な企業です。幅広い年代から支持を獲得しており、品質の高い眼鏡を提供する会社として認知されています。会社自体の歴史も非常に長く、眼鏡業界を長く支えてきた会社として業界内でも確固たる地位を確立しています。

現状3:平均年収ランキング上位3位

第1位:三城ホールディングス

平均年収は457万円。眼鏡業界における老舗企業です。長く続けることで形成した経営基盤は、経済の変化などをしっかりと受け止め、会社を守ってきました。平均年収も業界内でトップに立ちます。

第2位: ジェイアイエヌ

平均年収は392万円。若者から大きな支持を獲得。それを通じて盤石な経営基盤を確立することで、高い平均年収だけでなく、将来性に魅力を感じて入社する学生もいます。また、会社自体の雰囲気も非常に活発で、眼鏡業界のイメージを変える企業として大きな期待を集めています。

第3位:愛眼

平均年収は390万円。了解だけではなく社会における知名度が手伝い、安定した業績を残し受けています。現在も着実に顧客層を広げており、眼鏡業界内における高い平均年収に結びついています。

業界の動向

眼鏡業界は今、グローバル化に目を向けつつあります。特に中国の市場は拡大の一途をたどっており、中国国内で店舗を出す企業が徐々に増えています。また、富裕層が年々増えており、日本の商品が人気を集めるようになってきました。

日本の眼鏡の知名度は中国において着実に広まっており、これから、さらなる業績アップをもたらす可能性が大いにおおいにあります。このグローバル化の波は中国だけでなく他の国にも波及していく見通しが立っています。眼鏡は世界共通の製品であるだけに、開拓できる市場は世界中にあるのです。

動向1:市場動向

今、眼鏡業界において勢いをつけているのは、低価格帯の眼鏡になります。JINSと同じく低価格帯の眼鏡を販売する店舗「Zoff」を運営しているインターメステックという会社は、年々、業績を着実に伸ばすともに、事業のフィールドも拡大し続けています。北京や上海、南京などに10店舗以上を展開しており、これからも販売店の数を増やす戦略を展開していきます。

新興勢力だけではありません。眼鏡業界を長く支えてきた会社もグローバル化を推進しています。眼鏡の三城を運営する三城ホールディングスは、中国において既に100店舗以上出展しており、各店舗ともに多くのお客様で賑わっています。これらの事実が示すのは、日本の眼鏡は世界でも通用するということです。市場を拡大し続けるほど企業の業績は伸びていく見解がなされています。

動向2:業界の課題

まず、眼鏡業界の課題として挙げられるのは、グローバル化の推進です。確かに海外に店舗を展開している企業は増えてきていますが、眼鏡業界全体でみると、それらの企業はほんの一握りにしか過ぎません。

今後、眼鏡業界全体として、業績をさらに伸ばすためにはグローバル化は必要不可欠。業界内でトップを走る企業がそのロールモデルを作り、他の企業が追随することが眼鏡業界の活性化に置いて重要になります。

次に挙げられるのは、国内の市場が縮小していることです。一時期は6,000億円以上あったと言われる眼鏡業界の市場ですが、現在は4,000億円前後にまで落ち込んでいます。これらの背景にあるのは、少子化、根強く残るコンタクトレンズの人気などが挙げられます。

グローバル化が大切とはいうものの、お膝元である国内市場で盤石なポジションを形成することが企業の成長には必要不可欠になります。業界研究をする上で、国内市場における戦略もしっかり調べておくことが大切になります。

もう一つ、問題があります。それは、眼鏡自体の開発力。近年では、デスクワーク向けの眼鏡や花粉症対策眼鏡など様々な種類の眼鏡が出てきています。しかし、これらの眼鏡を開発しているのは限られた企業であり、眼鏡業界全体でいうと、もっと多くの新商品が発売される必要があります。これから眼鏡業界を構成する各社にとって、開発力のさらなる強化は解決すべき課題であるといえます。

動向3:業界の今後の将来性

国内の市場は縮小している。しかし海外の市場は着実に広がっている。これが眼鏡業界の現状です。業界全体の将来性で言うと、眼鏡をファッションとしてとらえる考えが広がっていることは、追い風になることが確実です。

年々、眼鏡にも流行がでてきており、サマザマナ形の眼鏡が販売されています。これからも流行の変遷伴って新しい眼鏡が発売されるチャンスが増えていきます。これはすなわち、眼鏡業界を構成する多くの会社にヒット商品をつくるチャンスがあるということでもあります。

しかし、中小の眼鏡屋などは苦戦を強いられ続けていく見通しが立っています。経営の危機にさらされる企業も少なくなく、これからどのような戦略で企業を存続させていくか。また、現状維持ではなくどのように成長していくか。経営者の手腕が問われる時代になっています。業界研究をする時は、経営者の考えやビジネスに対する姿勢をしっかり調べておきましょう。

間違いなく言えるのは、眼鏡がなくなることはないということです。そう考えると、腰を据えて働きたいと願う学生にとってはいい選択肢になります。これからも眼鏡を使う人は全世界にいるので、グローバル業界で働きたいという学生にとっても、いい選択肢になると認識されています。

おすすめの業界研究本

振り切る勇気 眼鏡を変えるJINSの挑戦

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