大学院生の就活はいつから?大学院生の就活は有利?不利?

大学院(修士)卒の就活はいつからなのか

まずは、一体、院卒の就職活動はいつからやったらよいかということについてお話します。これについては、一般的に学部生と同じ時期と考えてください。つまり、学部生3年と院生1年とが一緒で、それぞれの3月から正式スタート、正式採用選考は院生2年になった6月からということになります。(2018年卒院生)

では、3月から動けば良いと思ってはいけません。下記の採用活動スケジュールをよく理解して、しっかり準備して就職活動に臨みましょう!この時期院生は、研究活動や実験、学会出席などと多忙ですので、あらかじめしっかりと準備しておくことが必要になります。

就活スケジュール

①インターンシップ(6月~翌2月)
②(企業・職種)自己研究期間(6月~翌2月)
③エントリー(3月~5月)
④企業説明会(3月~5月)
⑤ES・試験・面接(6月~9月)
⑥内々定(7月~9月)

一連の就職活動についてのスケジュールを見て全体イメージをつかんでください。また、それぞれのステップについての解説と留意点について説明しますので活動全体の把握をしてください。

各就職活動の解説と留意点

就活の際の手順を軸に、各活動の解説と、注意すべき点をまとめました。

①インターンシップ

学生が自分の適正を把握したり、企業や仕事の内容を理解するために、一定期間に企業内で就業体験を行うことをいいます。報酬は原則ありません。

最近では、一般企業もインターンシップ制度を導入するケースが増えています。企業側のねらいは、優秀な人材確保や、適性の判断につながるとして、導入するケースが目立っています。危惧されていることではありますが、実質的に「青田買い」が密かに行われているケースもあります。インターンシップの例としては技術系なら工場実習とか文系なら事務補助などとどんどん広がっています。

したがって、ここぞという希望の企業がインターンシップ制度を実施していたら積極的に応募することをお勧めします。職場の雰囲気(企業風土)や自分が当該企業に向いているかどうかを見極めることができるからです。大学院では教えてくれないことも学ぶことができ、きっと先々に役立つ経験となるでしょう。

また、インターンシップで自分をアピールできれば、インターンシップをしてない人よりは当然有利になりますし、人事の方とも良好な人間関係を築き上げることも期待できます。

②企業・職種選択の自己研究

上場会社だけでも3500社強、企業の総数は420万社ほどあるとされています。この中から就職先を選ぶので大変なことです。選択項目としては、業界、その中から企業を選択するケースや逆に職種からアプローチし、企業を選択するケース、人それぞれ価値観の違いもあって様々です。

ちょうど受験大学(院)を選ぶのと同じように、大学からアプローチするのと、学部学・学科や研究科を選択して大学(院)を選ぶのと同じです。したがって、しっかりと自分は何をしたいのか、どんな業界や企業に身を置きたいかなど事前に考えたうえで、早くから業界・企業研究をしておく必要があります。

③エントリー

希望の企業がきまったらいよいよエントリーします。エントリーとは、その企業に興味があるということを企業側に意思表示をすることです。エントリーしたからといって、必ずその会社を受験しなければならないわけではありませんが、エントリーしなければ、自分の存在を企業に知ってもらうことはできません。

したがって、関心がある企業には、積極的にエントリーしてみることが大事です。エントリー後の対応は企業によって違いがありますが、大抵の場合、資料を送付してくれたり、企業説明会の日程を知らせてくれたりします。

さまざまな採用情報を入手するためにも、できるだけ多くの企業にエントリーしておくほうがいいでしょう。もっとも、やたらに出すのも整理がつかず、わけがわからくなるので注意して下さい。また、締め切りも企業によって違いますので注意が必要です。

④企業説明会

企業はどこも企業説明会をしますが、実際興味がある会社の説明会に全部参加することは不可能だと考えます。参加する時間だけでなく、交通費など経済的負担も大変です。そういった意味で、研究するために企業説明会に参加するのでなく、応募を決めるために参加するというくらいに絞る必要性があるかもしれません。就活サイト等の合同企業説明会なんかは、この点では効率的かもしれません。

⑤ES・試験・面接

ESとはエントリーシートのことです。エントリーシートの内容は会社によってさまざまです。自分の情報を簡単に送るだけの会社もあれば、シートに自己PRや志望動機、アンケートまでを送らなければならない企業もあります。ここではしっかり自分をアピールしましょう。

次に試験、筆記試験と面接試験ですが、筆記試験は、「SPIテスト」に代表されるような適性テストが主流で、多くの企業が採用しています。この適性テストとは、企業は面接だけでは十分に分からない受験者の性格や能力を把握するために、このような試験を行います。

テスト(商品)によって多少違いますが、この試験で分かるのは、内向的、外向的、積極的、消極的等の基本的な性格、どのような職種に適性があるか、頭の良さ(知能指数)などです。良い点を取ろうと事前に勉強しても点数に差はでないようですが、どこの企業も採用していることから、どんなものかは理解しておくことが必要です。

また、設問が多いため時間切れになって全問答えることができないこともよくありますので、慣れておくという点でも、事前にどんなものかを研究しておくほうが良いでしょう。本屋さんには「SPI対策」なる本も多く出ています。参考にされてはいかがでしょうか。

最終の面接試験、ここまでたどり着くのに大変な思いをして頑張ってたはずですので、ミスしないようにしたいものです。面接の本も多くありますので、ここではノウハウでなく、面接の基本姿勢のワンポイントアドバイスをしますのでご確認ください。

基本姿勢

a.面接試験の判断するのは面接相手であることを認識すること。
b.その有効な方法は、相手に気に入られること

気に入られるためには

c.第一印象を大事に。

  • 清潔感
  • 明るく、ハツラツとした態度
  • 素直な態度(質問に正面から答え、寄り道したり、はぐらかしをしない)

d.優れたコミュニケーション能力

  • 笑顔を忘れない
  • 話をしっかりと、真摯に、最後まで聞く
  • 気持ちを素直に伝える(自慢話にならない「積極的なアピール」)
  • 謙虚な態度(これがないとアピールが自慢話になってしまう。)
  • 感謝の言葉は必ず口にする。

⑥内々定

内々定は、「10月1日に内定を出します」という会社からの約束です。ルール上、正式な「内定」を出せないので「内定を出すことを約束する」というものです。内々定はあくまでも企業側(経団連)のルールであって法律ではないので拘束力はありません。したがって辞退しても責任を問われることはありません。

⑦内定式

内定は、「あなたを採用します」という会社からの約束です。10月1日になるとほとんどの会社は内定式を行い、その場で入社承諾書を渡され、署名して印鑑を押します。 これで内定は成立です。立派な契約です。

就活が上手くいかないから大学院に行くという選択肢はアリなのか

本来の動機とは違うので、就職活動をする前からお勧めはできませんが、結果として自分が納得できる企業や職種につけないということであれば、つぎのことを覚悟したうえで大学院にお進み下さい。

学部卒(22歳)、院卒(24歳)と2年間の差があります。企業は、その差、つまり2年間何をしてきたかを計るわけです。一般的に、院卒の初任給は、学部卒の方の3年後(2年経過後)の給与と同じです。ということは、学部卒の方が実社会で2年間やってきたことと院卒の方が2年かけて勉強してきたこととを同列に評価していますので、それに見合った専門の知識・技術や能力を身に付ける必要があります。

したがって、就活が上手くいかないから大学院にいったので、勉強はしなかったというのであれば、また、就活がうまくいかないということになります。

大学院に行くという選択肢はアリか:文系

文系の場合は、専門知識を修める必要があります。アカウンティング、マーケティング、ファイナンス、法学、臨床心理などいろいろありますが、やはり将来自分が何をやりたいのか決めて、研究科を選び、しっかりと高度な専門知識を修めることが必要になります。MBA取得などは、企業とって非常にわかりやすい文系大学院卒です。

文系の大学院卒は、理系ほどニーズは多くはなく、文系大学院生の採用枠を設けている会社はさほどありません。上記でも述べた通り、2年前入社の学部卒社員と同等以上の能力があると評価できない限り採用はしません。しっかりと専門的知識やスキルを高めることが肝要です。

大学院に行くという選択肢はアリか:理系

理系の場合、大手企業はむしろ院生卒しか採用しない傾向が一層大きくなっていますので、院卒のハンデはなく、事情が許すのであれば大学院への進学をおすすめします。結局、院生同士の競争になりますので、それに耐えるだけの高度な知識や技術の修得をどれだけしているか、人間性は素晴らしいかなどと相対的な評価となります。

大学院1年が就活のためにやるべきこと

再度、ここで大学院1年が就活のためにやるべきこと整理したいと思います。冒頭の1で解説しましたように、企業側の就職活動は1年生の3月から正式スタートですが、3月からのエントリーに備え、できる限り早い時期から十分に自己研究をしておかねばなりません。

どんな業界に行きたいか、どんな職種につきたいのか、どんな会社があるのか、企業の研究や自己分析をし、3月になったら一斉にエントリーできるように準備することです。

大学院留学をすると就活はどうなるのか

内定(契約)の条件は卒業が前提となっていますので、留年は、いわゆる契約の解除条項に該当して、内定取り消しとなります。内定取り消しには、このほか犯罪を起こしたり、企業の信用を棄損したり、大きな病気で勤務ができないなどです。交通違反などでも大きな事故は犯罪になりますので、注意が必要です。

なお、留年後の卒業者の就活は、学部生と同じですが、同じ卒業年度の新卒採用対象者として選抜されます。ハンデではありますので、他の応募者よりハンデ以上の能力や人間力がありことアピールできるようにしなくてはなりません。

就活するか大学院に行くか選択する時のポイント

就職は大学院進学も人生においての一分岐点、あみだくじを連想してください。どちらを選ぶにしても先々に影響するし、どちらを選択しても最終の到達点はどうなるかわかりません。だから、その時その時の選択を間違えないよう、ご自身が納得して選択する必要があります。

就活するか大学院に行くか選択する時のポイント:文系

よく職人になるには、技術を磨くために中学校卒業後すぐにその道に入ったほうが良いといいますが、果たしてそうでしょうか?

確かに一流の技術を身に着けるには時間が必要です。例えば、一流の板前さんは、カウンター越に接客もします。お客様のレベルのあわせて話をすることができなければ一流とは言えないでしょう。そういう方は、独学で勉強し、教養を身に付けています。

世界的に有名な建築家の安藤忠雄氏は高卒ですが、独学で猛烈に勉強したそうです。独学で身に付けられるってすごいことですが、一般的にはなかなか無理じゃないでしょうか。皆が独学で大成できれば、大学なんて必要ないわけです。

知識は創造力の源泉です。直接分野が違っても、ある知識からヒントを得たりすることもあります。大学院は高度な専門知識を修得するだけでなく、いろいろな能力を身に付けられる場です。

企業においても問題解決能力が必要な場合、論理的思考+創造的思考+人間力といいますが、普通に比較すれば学部卒より大学院卒の方がはるかに問題解決のプロセスを身に付けるような経験を多くしています。だから就職に有利とは言いませんが、やはり、身に付けた武器をどうアピールするかが大事です。

何度も申し上げますが、文系大学院生の採用枠を設けている会社は多くはありません。上記でも述べているように、2年前入社の学部卒社員と同等以上の能力があると評価できない限り採用はしません。文系大学院生は、その辺りも踏まえた上で、しっかりと専門的知識や能力を高めることが肝要です。

したがって、進路選択のポイントは、早く実社会にでたいか、やりたいことについてもっと専門性を高めたかのか、何をしたいかなど、本人の将来のあり方で選択すべきではないでしょうか。

就活するか大学院に行くか選択する時のポイント:理系

理系の場合も、進路選択のポイントは一緒です。基本的には本人の希望する将来のあり方で選択すべきですが、就職を考えるならば、事情が許せば大学院へ行くべきです。

そうでないと入社できたとしても、やりたい仕事に就けない可能性もあります。よくある話ですが、理系だけど営業に配属されたなどです。また院卒の場合、学校(教授)からの推薦で就職が決まる事例も多くあります。

大学院を休学して就活するのはアリなのか

就活のために休学などとはあり得ません。本末転倒で、このことを企業の採用担当が把握できたのなら、絶対採用しないと思います。その時々の事柄をキチンとできない人は、企業に入っても同様だと判断します。

院生は、本当に忙しいスケジュールの中で就職活動をしなくてはなりません。だから、事前の準備を十分して、効率よく活動する必要があります。

大学院をやめて既卒として就活すると不利になるのか

中途退学は、ハンデではありますが、辞めた理由が大事です。例えば、怠慢で途中で投げ出してしまって退学したという場合、その事実がわかってしまえば、採用はしません。そのため、経済的に継続が困難で、退学して就職せざるを得なくなったなど理由をみつける必要があります。

大学院の中途退学者と学部生との新卒者としての比較は、ちゃんとした理由がある場合は、とくにハンデではありません。大学院に進むだけの知識欲等は評価できるわけです。やはり本人がもっている能力や性格などでの学部生との勝負になるのではないでしょうか?

賢い就活生が使う就活ツール「イッカツ」

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