人事の心を掴む「学生時代に最も打ち込んだこと」の書き方と例文

「学生時代に最も打ち込んだこと」を面接で聞く・履歴書で見る企業の意図

就職活動の際に必ずと言っていいほど「学生時代に最も打ち込んだこと」というのはエントリーシートで書かされ、かつ面接でも問われます。中には「学生時代に大した成果も残せていないし、面接で胸を張って話せるようなことは一つもないよ…」と悲観している方もいるかもしれません。ですが、企業側としては成果よりも、その人がどのような価値観で行動し、努力し、成果を残すのかというプロセスを見ているのです。

例えば、部活動で輝かしい成果を残した大学生が「自分は勝つためにならどんな手段を用いるのも躊躇しませんでした。チームメイトにもたくさん迷惑をかけましたし、対戦相手に敬意を表することもありませんでしたが、勝つための最短距離を見つける力は誰にも負けません」と言っていたらどうでしょうか?個人プレイで仕事を進める成果主義の会社であれば採用されるかもしれませんが、チームで仕事を進めたり協調性が職場で求められる会社なら、まず採用されなさそうですよね。

逆に、部活で大した成果を残せなかった大学生が「自分は勝利のために周囲をよく観察し、さまざまな手段を講じました。成果にはつながりませんでしたが、集団の目的のために行動し求められていることをする力は誰にも負けません」と言えば、個人プレイで仕事を進める会社には採用されなさそうですが、チームプレイが求められる会社には採用される可能性が出てきます。

このように、企業側が「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞く意図というのは、成果そのものではなく、そのプロセスからその人自身を見出し、企業の風土に合った人間を採用しようというものなのです。

「学生時代に最も打ち込んだこと」の書き方では、具体的にどのようなことを、どのような順番で書けば良いのか

一般的にまずは、結論から書くべきと言われています。つまり今回でいえば、「学生時代に最も打ち込んだことは何か」を一番最初に書くということです。どんな文章でも結論を最初に持って来なければ読みにくいものになってしまいます。「私は学生時代に〇〇に最も打ち込みました」で始めるのがスムーズでしょう。そのあとは、打ち込んだ動機、方法など詳細を書いていきます。いわゆる5W1Hを枠に収まる範囲内で書いていきましょう。

また、途中に逆境があり、それをどのように乗り越えたのかが書かれてあれば、より深く自分の人となりを伝えることができます。加えて、それぞれ具体的な数字を用いながら説明していけば、採用の担当者もその内容をイメージしやすくなりますし、説得力も増します。

「学生時代に最も打ち込んだこと」で趣味を答えていいのか

もちろん、誰しもが誇れるような活動をした人ばかりではないでしょう。そういう人は趣味にどのように打ち込んだのか、を書いても問題ありません。ただし、その趣味にもなにかしらの目標とそれに向けてどのように努力をしたかを書く必要があるでしょう。

最初に述べた通り、企業が見たいのはその人がどのように目標に向けて努力・行動をしていくかです。それが伝わらない内容はNGになります。

「学生時代に最も打ち込んだこと」の例文

それでは、以下は一般的な学生が多く書いている「学生時代に最も打ち込んだこと」の例文です。これを参考に自分のこれまでしてきた活動を、魅力的に伝えられるように、文章を推敲していってください。

例文:「留学」

私が最も学生時代に最も打ち込んだことはアメリカへの留学です。世界の共通言語は英語であり、このグローバルな世界では英語の能力は必須であると考えています。そのため、私は大学に入った時からアメリカへの留学を目標に英語の勉強をしていました。もともとTOEFLは留学に必要な目標の点数に届いていなかったのですが、学内の講座を利用したり寝る30分前はどんなに疲れていても必ずと英語を勉強する時間だとルールを決めたりして目標の点数に到達することができました。実際にアメリカへ留学をして感じたことは、これまで日本で受けていた授業はとても受け身だったということです。アメリカの大学では多様な国籍の多くの学生が活発に英語でディスカッションをすることができますが、日本人にはその習慣がありません。どれだけ流暢に英語を話すことができても、現地で話すことができればなんの意味もありません。なので、それでも私はディスカッションでどれだけ恥をかいたとしても必ず1度は自分の意見を発言すると決意し、どんどん発言しました。すると、英語の能力も上達し学生たちとも活発な議論ができるようになりました。

例文:「部活」

私が最も学生時代に打ち込んだのは野球部での活動です。そこで私はマネージャーとしてチームの勝利の貢献しました。もともと、私は小中高と選手として活躍し大学3年生までもレギュラーを目指して練習していました。ですが、ある日監督に呼ばれ、マネージャーになってみる気はないかと言われました。事実上の戦力外通告で、選手として最後まで諦めずに活動するかどうか悩みましたが、私が最もやりたいことはチームの勝利に貢献することだと思い、マネージャーとしてチームに貢献する道を選びました。主に私がやったことは、練習の環境を整えることです。もともと私も選手だったので、どこでどのようなサポートをされたら嬉しいか、だいたい想像がつきました。ですが、チーム事情というのは刻々と変わっていくものなので、毎週一度、監督やコーチとマネージャーが集まって会議をして情報交換をする時間を作ることを提案し、実現しました。また、チームメイトから本音を探るために毎日違う選手から2、3分ずつでもコミュニケーションを取る習慣を作りました。その結果、練習効率が高まりチームは1部に昇格することができました。そのときに、監督や選手たちからも多くの感謝の言葉をいただくことができました。

例文:「研究」

私が学生時代に最も打ち込んだことは研究活動です。私は地域社会に関する研究を頑張りました。それは、私が生まれた地域はとても田舎で、十数年後には消滅する可能性のある都市として名前も上がっています。そこから地域社会を維持するためになにができるのかを考えたかったからです。そこで、大学3年生のゼミの配属が決まった段階で、まずはなぜ若者が自分の生まれ育った地方に戻りたがらないのかをアンケートを取ることにしました。学内で100人以上から統計を取り、そこから働き先が現代の日本の地方で課題になっていることが分かりました。また、そのアンケートをもとにどうすれば地方の企業が活性化するのか、大学4年生の1年間で10以上の地方に出向き教授とともにフィールドワークをするなど、積極的に問題に取り組みました。

例文:「バイト」

私が学生時代に最も打ち込んだことは飲食店でのアルバイトです。私は家の経済的な事情で、サークル活動に積極的に参加することはできませんでした。しかし、大学生活でひとつでもやりきったと思えることをしたいと、時間帯責任者になることを目標に頑張りました。しかし、中には短時間しかシフトに入れない高校生や週に1日か2日しか入れないダブルワークの社会人もいてそれぞれの特徴を把握するのに苦労し、その人にはできない仕事を割り振って失敗し社員さんにフォローしていただくこともありました。なので、一人一人の特徴や得意不得意を把握するために注意深く観察しました。それを店長からも評価をいただき大学4年生になるころに時間帯責任者に任命していただきました。

例文:「サークル」

私が学生時代に最も打ち込んだことは、ボランティアのサークルです。そのなかでも、事務処理を中心に私は力を発揮しました。もともと、私はボランティアのような人のためになにかをするような活動が好きでそのサークルに入っていました。しかし、なかには自分のやりたいことをやるために、また自分の考えたことを成果にしたい、と考えてサークルに入ってくる人もいます。そういう人たちの言うことは正しいですし、魅力的なのですが事務処理が疎かになったり周囲との折衝が不足しがちになっていました。そこで、私は人のためになにかをすることが好きだったため、そういった人たちがやりたいことをサポートする役割に回りました。その結果、今までは新しいボランティアの取り組みは年に1つか2つ行われたら良い方だったのですが、私が事務処理の部署で活動するようになってからは年に4つの新しい活動が生まれました。

自己分析をして、採用担当者の心に刺さる体験を語ろう

最後に、どれだけ綺麗に学生時代に最も打ち込んだことを書けたとしても、あなた方の性格や他のエピソードに合っていなかったりすると「本当にこの人はそのような体験をしたのかな?本当にこれが学生時代に最も打ち込んだことなのかな?」と不安になってしまいます。

まずは、自己分析をして自分の強み・弱みをきちんと把握したうえで、それに合った内容を用意しましょう。そうすれば、履歴書や面接を通してあなた方のキャラクターというものがしっかりと伝わり、ひとつひとつが心に刺さるエピソードになるはずです。

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