銀行業界の志望動機の書き方 | 良い例・ダメな例・注意点

履歴書の志望動機の書き方

志望動機を書くときの三つのポイント

志望動機を書くときには、どの業界、どの企業でも基本的には3つのポイントを押さえなければいけません。このポイントを忘れると、ほとんどの場合あっさりと書類で落とされれてしまいます。

結論から話を始める

まず1つ目のポイントは、志望動機を書き始めるときには、結論から書き出すということです。結論から書くというのは、つまり「自分がなぜその業界や企業を志望しているのか」から書くということです。

書き出しは「私が御社(または貴社、銀行の場合は貴行でも構いません)を志望するのは~だからです」という形で始めましょう。

ときどき、結論は文章の最後に書くものだと思い込んでいる人がいますが、課題のレポートや作文ではなく就職活動の書類の場合では、読み手である採用の担当者は多くの履歴書やエントリーシートに目を通さなければなりません。

そのため、ひとつひとつの書類になかなか時間をかけることができないため、まず結論を知ろうとしています。そういう場合に、延々と別の話を書かれて結論を最後に持ってくると、「常識のない学生」「相手の立場を考えられない学生」などと思い込まれてしまいます。

またビジネスの現場では「分かりやすい」ということが非常に重要です。分かりやすく説明するということは、ビジネスマンに求められる能力のひとつ。そのため、志望動機を書くときには、まず結論から話を始めましょう。

自分の体験を踏まえる

2つ目のポイントは「自分の体験を踏まえて書く」ということです。自分がどのような体験や経験を通じて、その業界や企業をを志望するようになったのかということをしっかりと説明しましょう。

アルバイトや学生時代に学んだ授業やゼミ、インターンシップ、サークルなど、どんな切り口でも構いませんが、自分で体験したことを通じて、自分がその業界と企業を志望することになったきっかけを説明しましょう。

中には自分の体験でなく、教科書の丸写しや評論のようなことを書く人がいますが、それは就職活動の志望動機としてはふさわしくありません。あくまでもこれまでの人生の中から、自分がその業界や企業を志望するきっかけを見つけ出し、説明することが必要です。

ただし、みんながみんなそういった経験があるとは限りません。そういった場合には、人間関係に注目してみましょう。自分を導いてくれた人や先輩、OB訪問などを通じて出会った社員との会話を通じて、自分がその企業を志望するようになったと説明するとよいでしょう。

なぜその業界、その企業なのか

3つ目のポイントは、「なぜその業界、その企業でなければいけないのか」を説明するということです。

たとえば「世の中のためになりたい」といった志望動機では、その業界やその企業である必要性がまったくわかりません。「世の中のためになりたい」というのであれば、どのような面から社会に関わっていきたいのかということや、どのような影響を社会に与えたいのかなど、その業界や企業でなければできないことがあるということを説明しましょう。

また、志望動機を書くときには、同業他社との差別化を行うことも必要です。当然のことですが、採用担当者は自分の会社に対して強い思いを持っている人に対して興味を持つものです。「その業界であればどの会社でも構いません」といった態度では、採用担当者の好感を得ることはできません。

そのため、しっかりとした企業研究を行い、自分が志望している企業の特徴や他の会社と異なっている点、優れている点などを調べて、説明するようにしましょう。

銀行業界の志望動機の例文

まず結論から始める

「私が貴行を志望しているのは、企業の持っている可能性を引き出す仕事がしたいと考えているからです」

体験を通じて語る

「私は学生時代、サークルのリーダーを務めていましたが、そのときの経験から、どのようなメンバーにもそれぞれ異なった潜在能力があり、それを引き出すことが重要だと感じていました。そこで現代社会において、企業の潜在的な力を引き出せる存在はなにかと考えたとき、ファイナンスを通じて企業の可能性に注目するようになりました」

志望する銀行の特色を打ち出す

「特に中小企業向けの融資などを多く行うだけでなく、コンサルティング業務などにも注力していることから、相手のニーズと可能性を見出し、力を引き出せるのではないかと考え、貴行を志望しております」

銀行業界の志望動機のダメな例

ダメな例(1)

「私は社会で働く上で出来るだけ日本経済に貢献したいと思っています。そこで日本経済の一番重要な存在は金融業界ではないかと考えて貴行を志望するようになりました」

上記の志望動機のダメな点は3つあります。まず「結論を後回しにする」という点。志望動機を書くときには、自分がなぜその銀行を志望しているのかということがすぐに理解できるように、結論を最初に書くことが必要です。

また、自分の体験からではなく、単に「やりたい」ということだけが書かれているため、読み手にとっては「本当にそう思っているのかどうか」「なぜそう思うようになったのか」ということが分からないままになっています。

「経済に貢献したい」というのならば、なぜそう思うようになったのかを説明しなければいけません。

さらになぜ「日本経済の一番重要な存在は金融業界」だと思うようになったのかということも見えてこないだけでなく、金融の中から銀行を志望したという理由もわからないままです。

ダメな志望動機には「読み手のことを考えない」という共通点があります。もし自分の志望動機に自信がない場合には、自分が読み手になったつもりで読み返してみると、それがダメなものかどうかはっきりすることもあります。

ダメな例(2)

「私は人間的な魅力を備えた人間になりたいと思っています。仕事を通じて理想を実現したとき、思いついたのが銀行でした。銀行業務では多くの人と顔を合わせることになり、その経験を通じて成長していきたいと思っています」

上記の場合も結論が後回しになり、自分の体験を通じて志望動機が語られていない点が志望動機としては不十分です。

特に注意するべきところは「経験を通じて成長していきたい」という部分です。実は銀行への志望動機において「自分を成長させたい」というものはかなり多いものです。成長したいという熱意は評価される点ですが、同時に会社は学校とは違い、教育を与える組織ではないと思われてしまうこともあります。

また成長するだけなら、他の業界や他の企業でも構わないと判断されてしまうこともありますので、成長したいと書く場合には、銀行でしか成長できない部分や、なぜ銀行での仕事を通じて成長したいのかということまできちんと説明しなければいけません。

銀行業界の志望動機を書くときの注意点

まず、銀行業界の志望動機を書くときに重要なのは、「金融業界の研究をしっかり行う」ということです。これは当然のことですが、銀行を志望する場合には非常に重要な点となります。

たとえば「日本経済を元気にしたいから銀行を志望する」と書いた場合、採用担当者には「それなら銀行ではなく証券でもいいのでは」といった疑問が生まれます。どうして銀行でなければならないのかということをしっかり説明するためにも、銀行がどのような業務を行っているのかということを理解しておく必要があります。

特に銀行の場合には、メガバンクと地方銀行、信託銀行、信用金庫の違いなども理解しておかなければいけません。それぞれ行っている業務は似たところもありますが、大きく異なっているものなので、自分の志望動機がその銀行の業務に合っているのかどうかということも確認しておくことが必要です。

メガバンクを目指している場合の志望動機として「多くの人と出会いたいから」と書いてしまうと「それなら地銀や信用金庫のほうが多くの人と会うことができる」と思われてしまいます。

また、逆に地銀や信用金庫の志望動機に「大きなビジネスがやりたい」と書くのも同じように「業界や自分の将来に対するビジョンがあいまい」という評価を受けてしまいます。そのため、銀行を志望する場合には、徹底的な業界研究を行い、志望動機を考えることが重要になります。

さらに自分が「やりたい」というだけでなく、その銀行に対してどのような貢献ができるのかということを説明することも大切なポイントです。

「銀行の仕事はしたいが、経済のことはまったく学んでいない」というのでは話になりません。資格を取得するなど、自分がやりたいということに対してどのようなスキルと経験を重ねてきたのかという点も評価のポイントになります。

銀行業界の会社に採用をもらうためにすべきこと

銀行業界を志望するとき、採用担当者が重視する大切なポイントは「論理性」です。あらゆる企業の中でも、銀行の業務で重要なのは話に論理的であるかどうかという点です。そのため、志望動機を書くときには話のつじつまが合っているかどうかということを改めて確認する必要があります。

また、銀行はあらゆる業界や企業の中でも、学生が「真面目」であることを大切にしています。

たとえば商社や広告といった業界では「元気がいい」と評価されるエピソードなども、銀行業界では逆にマイナス評価を受けてしまうことも珍しくありません。それは考え方だけでなく見た目からも問われるところなので、面接などの場合には他の業界以上に服装や髪型に対して配慮が必要です。

最後に、志望動機の中にどのようにいいことが書かれていたとしても、本人に熱意がなければ内定を勝ち取ることはできません。どうしても銀行で働きたい、銀行で働くことで自分の夢や希望を実現させたいということを熱意をもって伝えることが必要です。

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