「金融業界」への志望動機の書き方と例文紹介|ポイントや注意点など

金融業界の採用は志望動機で差がつけられる

就活をする際の人気業界の一つとして、銀行・証券・保険などの金融業界がありますがその分倍率も高く採用されるのが難しい業界です。この金融業界を志望するライバルと差をつける一つの要素として志望動機があります。

多くの就活生は特に金融企業の違いが分からないために、あいまいな志望動機になりがちです。では、どうすれば、しっかりした志望動機が書け、ライバルと差別化する事ができるのでしょうか。本記事では金融業界への志望動機の書き方について説明します。

履歴書の志望動機の書き方

まず一般的な履歴書の志望動機の書き方です。志望動機を書く際に抑えてきたい情報は、
①なぜ、この業界を志望するのか、
②なぜ、業界の中でも志望企業を選ぶのか
③自分の経験や興味・関心は金融業界や志望企業とどうリンクしているのか

という3点です。これは金融業界に限らずどこの業界に対しても同様の事が言えます。

ちなみに志望動機は履歴書だけではなく、面接でも志望動機について聞かれます。この時に作り込んだ志望動機を一言一句間違えずに同じことを言うのも変にこなれている感じがでてしまいます。まず、面接対策様に少し長めに志望動機を書いておき、それを簡単にまとめた形で履歴書の志望動機を書いてください。

志望動機を書く際のステップですが、まず自分の興味・関心・過去の経験や興味から志望動機に使えそうなエピソードを見つけてください。これはこじつけでもとりあえず思いつく限りのモノを列挙してください。

次のステップとして業界研究及び志望企業の研究を行ってください。この際に注意しておくべきなのが、採用サイトや就活ポータルの情報を過度に志望動機に引用しないという事です。

これらのWebサイトはライバルも見ているので、これを元に志望動機を作るとライバルと同じような表面をなぞった会社の研究に基づいた志望動機しか言えないという事になります。

最後に自分の経験や興味と会社や業界の特徴を紐づけて志望動機にしてください。この際にはさきほど述べた通り、まず面接用の長い志望動機をつくり、次にそれをまとめて履歴書用の短い志望動機にしてください。

この様な説明だけではわかりづらいので金融業界向けの志望動機例を元に、志望動機の作り方についていくつかのパターンを元に具体的に解説します。

金融業界の志望動機の例文

営業色が強い証券会社を志望する場合

「付加価値の高い営業マンとして活躍する為に御社を志望しました。証券は金融業界の中でも下手をすればお客様に損をさせる業界という事もあり、営業マンには金融業界の中でも人一倍の情報方収集能力や、対人交渉応力が求められていると考えています。

その様な厳しい環境の中に身を置き、リテール営業でトップを狙いたいと考えています。元々厳しい環境の中に身を置く事が好きで、中学から大学まで野球部で活動し、朝から晩まで練習をし、高校では甲子園まで一歩のところまで進みました。

その中で痛感した事は環境が人を作るという事であり、野球部時代は厳しい先輩などによって自分は育てられました。

御社はリテール営業一人あたりの売上高1位で、ファンドラップなどの新商品を先駆的に発表するので、挑戦的な素晴らしい人が色々いらっしゃるのではないかと考えていましたが、OB訪問で●●さんが行っている営業活動の実態などをお聞きし、御社に素晴らしい環境がある事を確信し、私もこの様な環境で働きたいと考えました。」

ポイントとしては、金融業界の総合職として採用された場合ほとんどの人は営業として働き始める事になりますが、営業のつらさからか金融業界は離職率の高い業界となっています。

この志望動機は、営業に向いている、採用しても離職しないだろうと思わせるものです。特に金融系には一部の大学の体育会系サークルに採用枠があったりと体育会と相性が良いので、営業部門を志望する際は体育会系である事をアピールするのは良い方法です。

信用金庫など地域密着型の銀行を志望する場合

「生まれてから22年間、●●で育ってきて生活の中に貴行がありました。私は引き続き●●で働きたいと考えているのですが、父親が中小企業を経営している事もあって昔から銀行や信用金庫の仕事に興味がありました。

特に御社は●●における企業のマッチングフェアを開催していたり、●●の地域の中小企業向けのファンドを作り●●地域の活性化に積極的だと聞いております。

また父に聞いた所、他行よりも融資に関して融通が利かせてくれて担当の営業マンが常に気にしてくれているので安心だという話を聞きました。私も金融マンとして●●地域を支える人材になりたいので御社を志望しました。」

ポイントとしては、地域密着型の企業は地域の大学に対する採用枠などを設けているようです。よって地域に根差した経営をしている御社に入りたいというのが手堅い構成になるのですがどの様に地域に密着しているかはきちんと調べる必要があります。

例えば、地域の企業に対してどの様な協力を行っているのか、地域の企業から実際に聞いた評判などを元に、その銀行がどの位地域に根差しているかを調べて、志望する理由に説得力を持たせてください。

この様に志望動機の例について説明してきましたが、冒頭であげた
①個人の経験、興味、関心
②業界を志望する理由
③その中でもなぜその企業を志望するのか

が満たされていれば良い志望動機には様々なパターンがありますので、このパターンを気にせずに自分のオリジナルの志望動機を作ってください。

金融業界の志望動機のダメな例

良いと言われる志望動機や個人の経験・興味、独自の企業研究が反映されているので様々なパターンがありますが、実はダメと言われる志望動機はどれも似通っています。金融業界を志望するにあたってダメと言われやすい志望動機の典型例について説明します。

人の役に立ちたい、人が好きだパターン

「金融業界は企業が営業したり、個人が生活する上で欠かせない業界です。私もその様な人々の生活に貢献したいと思い金融業界を選びました。特に御社を志望した理由は会ってくださったOBの人の人柄に触れ、御社で働く事によって、このOBの人の様な素晴らしい金融マンになりたいと考えたからです。」

ポイントとしては、この志望動機は普遍的でこのまま違う会社に志望動機として持っていく事ができます。

金融は社会の役に立つ事や、OBの人柄がよかったという事はどこの会社についてもいう事ができ、なぜこの会社を志望しているのかという本当の理由が面接官には見えてきません。

しかし、金融業界を受ける多くの人は企業研究が十分にできていない為この様な曖昧な理由を志望動機にしがちです。

この様な志望動機に対する面接官の印象としては特に自社の事について興味を持って調べたりしてくれていないのだなという印象を与えてしまいます。

つまり、ダメだと言われやすい志望動機は、なぜ自分が数ある会社の中からなぜ志望企業を選んだのかという理由が薄い志望動機だと言う事ができます。

金融業界の志望動機を書くときの注意点

この様に、金融業界の志望動機を書く時の注意点について説明してきましたが、志望動機の書き方についてまとめると以下の様なポイントになります。

ふわっとした会社の情報に頼らない

銀行は扱っている商品が似通っている分、それぞれどの様な違いがあるのか理解するのが困難です。この様な際に書きがちなのが

「御社はお客様を大切にしていると感じた」
「日本の経済に貢献している」

という曖昧なキーワードです。この様な言葉はどの同業他社の採用サイトにも書いており、どこの会社も当たり前に標榜している事なので実質御社と他社の違いがよくわかりませんでしたという事をアピールする事になります。

「預金量がNo1の御社でリテール営業をしたい」
「独自のファンドを作って地元の中小企業を応援している」

などの様に具体的にその会社が進めている施策について知っている事をアピールする必要があります。

営業ができると思わせる

一般的に銀行や証券、保険などの金融業界の営業マンの離職率は高いと言われています。これは営業のノルマやつらさなどによる部分が大きいと考えられますが、多くの新入社員はまず営業を体験する事になります。

よって、営業に耐えられそうにない人間を採用してもすぐに辞めてしまうだろうという推測が働きます。この様な推測を防ぐために、いかに自分が金融業界に夢を持っているか、体育会系の部活など厳しい環境に耐えられる素養があるかなどをアピールする必要があります。

企業の一次情報を積極的に収集する

金融業界は企業毎の違いについて採用サイトを見ていてもほとんど分からないので、本に頼るのではなく自分で企業についての一次情報を取得していく必要があります。

幸い金融業界は他の業界と比べてOB訪問や採用セミナーを活発に行っていますので、行動力さえあれば一次情報を取得しやすい業界です。他社と企業研究の深みに差をつけるために積極的に一次情報を取得しに行った方が良いでしょう。

金融業界の会社に採用をもらうためにすべきこと

以上の様に解説してきましたが、金融業界の会社に採用してもらうためにするべき一番重要な事はOB訪問です。金融業界は特に決まった商品を販売しているのではない分人と人のつながりを重視して採用します。

例えば、有名大学だとエントリーすればOBから一度会って話をしようという電話が掛かってきて、それが選考に繋がっていたり、就活の早い時期から会社の採用セミナーなどを開いていたりします。

この様なOB訪問は非常に重要です。先ほども述べた通り金融業界は同業他社との差がわかりにくい業界ですので、何も知識が無い状態で業界分析を行っても会社同士の違いがわかりません。

複数の会社のOB訪問を行う事によってOBから志望企業の強みや待遇などについてヒアリングを行い、志望動機をより具体化する為に役立てる事ができます。また、OB訪問による採用は通常の採用よりも開始時期が早かったり、OBという仲間である分、自分に有利に採用を進めてくれようとします。

この様に金融業界の会社を志望する人は必ずOB訪問を行ってください。

金融業界で採用される志望動機の作り方

以上の様に、金融業界で採用される為の志望動機のつくり方について説明してきました。作り方については

①自分の経験、興味、関心
②業界を志望する理由

まで言えるようになれば積極的にOB訪問を行いましょう。金融業界の中でなぜその会社を選ぶのかという事が、外から見ていても企業同士の差がわかりにくいので、OB訪問やセミナーなどに参加して積極的に一次情報を集める必要があります。

そこから企業同士の差を見つけ出して志望動機に盛り込んでください。志望動機の良し悪しを決める重要な要素はこの企業の一次情報をいかに集めるかという事で、企業の情報がきちんと集まっていないと

「OBの●●さんの印象が良かった」
「●●銀行の様にお客様本位のサービスの会社で働きたい」

という抽象的な理由しか志望動機に掛けないので採用担当者に企業研究が甘い事がばれてしまいます。逆にこの部分がしっかり書ければ志望動機によってライバルと差をつける事ができます。

また、金融業界は離職率が高く、一部の専門職を除きまずは営業に回されるはずなので、営業や対人関係が苦手であっても履歴書から悟られないように書いた方が良いでしょう。

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