【職種別】鉄道業界への志望動機の書き方と例文紹介|注意点など

履歴書の志望動機の書き方

鉄道の運営、運行を業務としているのが鉄道業界です。JR東日本、JR東海、JR西日本が業界シェアのトップ3です。これら旧国鉄発の大手以外にも地方鉄道なども合わせるとかなりの数の企業が存在する大きな業界です。

鉄道業界の職種ですが、代表的なものとして以下のようなものがあります。

整備

車両の保守・点検・管理や車両整備の計画立案、信号設備・通信設備等の監視や指令業務、線路・土木構造物の点検・検査・保守などがおもな業務内容です。

サービス提供

旅客輸送、貨物輸送の運行及び付帯用務を行う運行、電車がダイヤ通り安全に運行するための管理や指令を行う運行管理などの部署があります。

サービス開発

鉄道利用客の動向(鉄道事業の収支や旅客需要、エリア動向など)を分析し他部署と連携しつつ鉄道サービスの企画の立案、検討・実施を行う部署です。

営業・販売促進

PR活動、誘致活動を手がける部署です。

不動産開発

沿線の土地開発や戸建て分譲、マンション開発、街づくりを手掛けます。沿線の住環境を向上させることで柱である鉄道事業を援護する部署です。

経営企画・人事・総務・経理財務

他の業界、分野の同名部署と同じような業務を行います

鉄道業界の志望動機の書き方ですが、以下のフレームワークに沿って展開していきましょう。

①私は◯◯という理由で鉄道業界を志望します

②鉄道業界の中でも貴社は●●なので、貴社を志望します

③私の性格・長所は△△です。これは貴社において〜という点で活かせると思います/私は貴社の業務に役立つよう…に取り組みました

④貴社に入社することが出来ましたら、◻︎◻︎に取り組みたいです/▽▽な鉄道マン・ビジネスマンになりたいです

始めに鉄道業界を志望した理由、続いて鉄道業界の中でも応募先企業に志望する理由を述べます。そして自身の性格・長所・特技が応募先企業の業務においてどのように役立つものであるかをアピールします。

企業によってはエントリーシート、履歴書に「性格・長所・特技」の欄がある場合もあります。このような場合、それらのアピールはその欄に任せて、「志望動機」の欄では企業研究や業界研究、OB訪問などの取り組みや資格の取得など、「鉄道業界・応募先企業に入るために励んだこと」をアピールしましょう。

最後に、入社したらどう働きたいか、どのような社員になりたいかといった将来へのビジョンを述べて締めくくります。

鉄道業界の志望動機の例文

鉄道業界の志望動機について①整備②サービス提供③サービス開発④営業・販促部⑤不動産開発、の5タイプ別にご紹介します。

①私は幼い頃から鉄道が好きで、鉄道車両に関わる仕事に就こうと思い続けてきました。大学を選ぶ際も、鉄道車両の整備をするために必要な学識・スキルを身につけようと思い工学部の機械、メカニックを扱う学科を選びました。

鉄道業界の中で貴社を志望するのは、昔から貴社の鉄道車両が一番好きであることも一因ではあるのですが、業界研究の際に旅客の安全対策が他社よりも技術面でも意識面でも頭一つ抜きん出ている印象を受けたことが決め手となりました。

特に、最新車両N35-1に採用された振り子を利用した自動免震システムなどは地震への新時代の対策として世界に誇れるものであると思っております。私は興味がある事柄に関して徹底的に知識を詰め込むタイプです。

昨今、知識を蓄えていてもネットには敵わないのだから思考力を磨く方が良いという風潮を感じますが、膨大な知識の裏付けから出てくる視点というものもあると思います。

私のこの性格は貴社の車両開発、メンテナンスできっと役立つものであると確信しております。貴社に入社することが出来ましたら、まずは今までカタログスペックや教科書の知識として知っていた車両や整備・メンテナンスが実際にはどのようなものであるのかを全身で体験して吸収したいと思っております。

②私は父親が運転士をしていたこともあって幼い頃から鉄道車両の運転士になりたいと思ってきました。父親の勤務先であり、また私がこれまでずっと利用してきて馴染みがあるという理由以外にも貴社を志望する理由があります。

他の鉄道会社と比較して貴社が運転士の育成に教育面・制度面・予算面で力を入れていることを業界研究の過程で知りました。貴社のように教育環境が良い職場で運転士の技術を学びたいと思い志望しました。

私の長所は、目標のためならどんな努力も厭わないことです。大学受験もこの長所で苦手分野をだいぶカバー出来ましたので難関の運転士過程も全力で取り組めると思っております。

貴社に入社することが出来ましたら、最高の運転技術と安全管理を備えた運転士として◯◯沿線利用者の安全・便利な交通機関の担い手となりたいと思っております。

③私は大学で経営学を学びました。専門は利用者の動向をダイレクトにフィードバックするマーケティング戦略です。鉄道業界は自動車の各家庭への普及や航空業界におけるLCCの出現によって、成熟した市場から衰退する市場に転換するかどうかのポイントに位置しているのが現状です。

各企業の取る戦略の違いが営業利益に直結するほどのマイナスサム市場であると個人的には思っております。このような競争の激しい市場だからこそ自分のマーケティングに関する知見、学識が活かせるのではないかと思い鉄道業界を志望しました。

貴社は若手社員のアイデアも隔てなく募集し、成果次第でプロジェクトも任される実力主義であると業界研究で知り、是非とも自分の力を試してみたいと思った次第です。私の長所は物事を多角的に見て、異なるジャンルの要素をアナロジーとして活用する思考法だと思います。

他鉄道会社だけでなく、航空業界、自動車業界も相手取って戦う必要がある貴社の戦略・企画策定において役立つことは間違いないかと思います。貴社に入社することが出来ましたら、初めの半年間で現場のやり方を学び、その後積極的にアイデアを発信して3年目にはプロジェクトを任されるように励む所存です。

④私は大学でメディア広告ついて専門的に学んできました。ゼミ研究の過程で鉄道業界各社のポスターを題材に学んだ時に、用があるわけでもないのに電車に乗りたい気持ちになりました。

この時の感情が印象的で、「あのようなポスターを自分でも作りたい」と思い鉄道業界を志望するようになりました。どの企業のポスターも優れていたのですが、貴社のポスター、とりわけ2005年春のものが最も優れていると感じたのもあり、優れた広告の現場で腕を磨きたいと思い貴社を志望した次第です。

私の長所は数多くの広告、キャッチコピーが大体頭に入っていることです。鉄道業界以外の業界の莫大なデータはきっと貴社の広告にも役立つものと思います。貴社に入社することが出来ましたら、まずは積極的に貴社の広告づくりの空気に馴染んで学んでいこうと思っております。

⑤私は大学で鉄道沿線上の都市開発について学んできました。自分が沿線上に住んでいたこともあり、日常の一部である鉄道にどれほどの経済的、社会的効果があるのかに興味があったからです。

大学で学んだことを活かすことができる職場として鉄道業界を志望しました。鉄道業界の中でも貴社は沿線上に過疎地域も過密地域も工業地帯も持つ、ユニークな企業です。

そんな貴社でこそ不動産開発の仕事が面白いだろうと思い志望した次第です。私の特技はフィールドワークです。貴社沿線上の住民の暮らしぶりや希望などデータに現れにくい情報を集める際にきっと役に立つ能力であると思います。

貴社に入社することが出来ましたら、まずは沿線上の全ての駅を自分の足で歩き、雰囲気を掴みたいと思います。

鉄道業界の志望動機のダメな例

私が鉄道業界を志望する理由は、私の家のそばに鉄道が通っていて、鉄道が身近なものであるからです。沿線上の住民の足であり、生活の一部である鉄道業界で働くことで、地域の人々の役に立ちたいと思ったからです。

私の長所は真面目なところです。きっと貴社の業務をこなしていく上で役に立つと思います。貴社に入社することが出来ましたら、利用者の方々を第一に考えて働いていきたいと思います。

鉄道業界の志望動機を書くときの注意点

上のダメな志望動機を例に、鉄道業界の志望動機の注意点を解説していきます。

①応募先企業の志望理由を明確にする

上の例の場合、鉄道業界への志望理由はあるのですが、肝心の応募先企業の志望理由がありません。

鉄道業界は沿線が被っていたり、他の交通機関と競合せざるを得ない業界なので単に「旅客の役に立ちたい」「◯◯市民の役に立つ仕事がしたい」といった理由では応募先企業を志願する固有性を見出せません。

他の鉄道会社や交通機関ではなく応募先企業を志望する理由であるかまずはチェックしましょう。

②自身の性格・長所・特技がどう役立つかを具体的に

「貴社の業務をする上できっと役に立つと思います」これはよく見られる悪い例です。自身の性格・長所・特技が具体的にどの現場でどのように役立つのか、ここを具体的に書くことで説得力のあるPRとなり、ライバルに差をつけることが出来ます。

③将来のビジョンも具体的に

入社への意気込みを示すためにも将来のビジョンは具体的に書きましょう。具体的に書くことで応募先企業への志望が本物であるとアピール出来ます。この時、他の鉄道会社ではなく応募先企業固有の将来像だと一目で分かると好感度はさらに高くなります。

鉄道会社に採用をもらうためにすべきこと

今まで、鉄道業界の志望動機の書き方をご紹介してきましたが書き方のテクニック以外でも、採用をもらえるようにするべきことがないか考えてみましょう。

志望動機を書く前の段階ですが、業界研究、企業研究、OB訪問はしっかりやっておくようにしましょう。それらで得た知見はエントリーシート、履歴書を書く時だけでなく後の面接試験でも役立ちます。

まず鉄道業界全体の現状がどんなものであるのか、数値やグラフのデータに触れましょう。次に応募先企業やそこと競合関係にある鉄道会社や他の交通機関の概要を調べます。

応募先企業だけでなく、他の企業についても研究し比較することで応募先企業単体を見た時よりも深い考察を生み出すことが出来ます。

自動車が各家庭に必ず1台はあるレベルで普及し、航空業界が鉄道運賃よりも安いLCCを出したことで鉄道業界は近年苦境に立たされていると言ってもよい状態です。

この状態でどのような取り組みをしている企業が利益を上げているか、旅客は鉄道に何を求めているか、海外ではどういった状態にあるのか、ここまで踏み込んだ考察が出来れば高い評価を得られるでしょう。

業界研究、企業研究以外に内定を後押しするものは資格です。客観的に就活生の取り組みをアピールしてくれるものですので、頼りになる武器です。

鉄道業界で評価される、就活生でも取れる資格は①ビジネススキルに関する資格②技術的な資格③専門スキルの資格④語学系の資格、に大別出来ます。

①ビジネススキルに関する資格は、日商簿記検定(1〜3級)や秘書技能検定といった事務系のものやMOSといったパソコン系の資格です。

②技術的な資格は、主に整備部門を志望する場合に有利になるものです。危険物取扱者、フォークリフト運転者、ガス溶接作業者などがこれにあたります。

また、広告メディア部門などを志望する場合はウェブデザイン技能検定といったデザイン系の資格やベンダー系の資格を取得しておくと有利になるでしょう。

③専門スキルの資格としては宅地建物取引主任者や税理士といった士業の資格が代表的です。その資格単体の職業があるぐらいの難関資格ばかりですが、学部の都合上取得したということなら非常に強力な武器となります。

また鉄道業界と関連したものとして、旅行業務取扱管理者や旅行地理検定、サービス介助士などが上げられます。

④語学系の資格の代表例は英検やTOEICです。受験機会が頻繁にあるのでおすすめです。資格として評価されるのは英検2級、TOEICスコア500以上であることに注意してください。

これらの資格のうち、自分が希望する部署で役に立ちそうなものは何かを考えて取得することでエントリーシート、履歴書の「志望動機」や「資格」の欄で自身の取り組みを有効にアピールすることが出来ます。

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