「繊維商社」への志望動機の書き方と例文紹介|ポイント・注意点など

履歴書の志望動機の書き方

商社の中でも「繊維」に特化した専門商社が「繊維商社」です。天然繊維、化学繊維といった原材料の企画・調達・加工・技術開発・OEM事業から、国内外のアパレル産業や非衣料分野への製品の企画提案や生産・加工・物流・納品まで何でも行います。

事業領域が「繊維」と名づけられたもの全てと非常に広大であることが特徴です。よって同じ「繊維商社」でも企業により得意な分野が異なりますので、企業研究・業界研究やOB訪問でしっかりと「何が応募先企業の得意分野であるのか」を把握するようにしましょう。

繊維商社の志望理由を書くにあたっては以下のようなフレームワークで展開します。

①私が繊維商社を志す理由は○○です

②その中でも貴社に入社したい理由は●●です

③私の性格・長所である□□は貴社で活かせると思います/私は貴社に志願するにあたり△△に取り組みました

④貴社に入社できたら~に取り組むつもりです/私は・・・な商社マンになりたいと思います

始めに繊維商社を志した理由とその中でも応募先企業を選んだ理由を述べます。そして自分の性格・長所が応募先企業で活かせることを語り(ES・履歴書に「あなたの性格・長所」といった欄がある場合は企業研究や資格取得など応募先企業に入社できるように取り組んだことを書きましょう)。最後に入社への抱負を書いて締めくくります。

繊維商社の志望動機の例文

①「繊維商社という業界は『繊維』と名のつくもの全てを扱うため、繊維の製造から最終的な衣類まで、あるいは非衣料業界である自動車産業などにも関わります。一企業としては異例なほど多くの業界を縦断し、それらを商売品目である『繊維』で文字通りつなぎとめる。

そんな繊維商社という業態に大学のゼミ研究で触れて以来、私は興味を持ち続けてきました。業界研究をしたところ、繊維企業を親会社に持つ貴社が最も新事業の開拓に熱心で独創的なアイデアをコンペ形式で社員に募ると知り、貴社でぜひ「繊維」を用いたイノベーション事業に加わりたいと思っております。

私は興味が湧いたことに関してはとことん追求する性格ですので、情報収集や分析業務で活かすことができると思います。貴社に入社することが出来ましたら、繊維を介して異業種をつなぎ合わせまったく未知の製品、技術思想を生み出す『伝道者』のような商社マンを目指す所存です。」

②「私の父親が総合商社に勤務していたこともあり、物流の上流から下流まで幅広く関わる『商社』という仕事に幼い頃から憧れがありました。大学では経済学を専攻しましたがその際に、商社が経済界で果たしている役割を知りなおさら強く『商社で働いてみたい』と思うようになりました。

業界研究をしてみると、幅広い品目を扱う総合商社よりも専門分野に深く特化した専門商社の方に惹かれ、とりわけ『繊維』と名のつくもの全てを扱い非衣料分野にも関わる『繊維商社』に目を奪われました。

繊維商社の中でも貴社は海外拠点を多く持ち結びつきが強いことで知られています。世界をフィールドに「繊維」を探し、新たな利用法を提示する。そんな仕事が貴社ならば存分に出来ると思い志望いたします。

私は課題には全力で楽しみながら取り組む性格です。商社マンとして海外との折衝に必要不可欠だと思いTOEICもスコア900に到達するよう励みました。貴社に入社することが出来ましたら、世界を股にかけた「繊維」のことならアカデミックでも産業的なことでも誰よりも深く知る商社マンになりたいと思っております。」

③「私は大学でカーボン繊維について学びました。就職先として繊維業界を始めは考えていたのですが、他の繊維に比べ可能性がいまだに未知数なカーボン繊維の用途に関わるには繊維業界よりもむしろ繊維商社のほうが向いていると考えてこちらを志望しました。

カーボン繊維に関する知識を活かし、その用途に関わるには最もカーボン繊維を扱っている商社しかないと考え探していたところ貴社を見つけ出しました。貴社は会社内に研究施設を設けるほど新技術の開発に熱心とのことですので私の知識を活用することが出来ると思います。

私は完全な理系人間のため化学繊維の合成方法は知っていても、繊維の物流や繊維の非衣料分野での用途、貿易に関する手続きなど繊維商社の実務に関することはまったく知りませんでしたので、貴社への応募を機に勉強いたしました。私は気になることはまず一部分をとことん深めてから他を掘り下げていくやり方で理解します。

貴社に入社することが出来ましたらこのやり方で、カーボン繊維を初めとする新繊維を理解し、技術面・実用面両方から世の中に革新性をもたらす、そんな仕事をしたいと思っております。」

繊維商社の志望動機のダメな例

「私は『繊維』に対して昔から興味があり、理系ではありませんが大体の化学繊維の合成法は分かります。それだけでなく天然繊維の作り方も知っております。私の繊維に対する造詣の深さはきっと貴社に入社後お役に立つと思っております。

繊維商社の中でも貴社は特に取り扱い品目が多く、様々なことを実地で学ぶことが出来るだろうと考え志望いたしました。私の性格は好きなことをとことん掘り下げる性格です。

この性格はきっと日々の業務に活かすことのできるものと思っております。貴社に入社することが出来ましたら繊維産業の活性化のために粉骨砕身努力したいと思っております。」

繊維商社の志望動機を書くときの注意点

繊維商社の志望動機の書き方の注意点について、上記のダメな志望理由の例を元に説明していきましょう。

①「繊維業界」ではなく「繊維商社」を選んだ理由を明確にする

上の例では繊維に対する熱意を述べていますが、「では何で繊維業界ではなく繊維商社なの?」というツッコミが担当者から必ず来ることでしょう。「繊維業界ではなく繊維商社を選んだ理由は○○だ」というここの部分が明確に分かるものでなければなりません。

繊維業界が繊維の開発、加工、研究を主な業務としているのに対し繊維商社は原材料・製品の物流から加工、非衣料分野への製品提案など「繊維」に関しては何でもやるのが特徴です。専門商社の中でも特に幅広い分野を縦断して異業種同士を結びつける異色な存在という点に着目するといいかもしれません。

②繊維商社の中で応募先企業を選んだ理由を明確にする

これは繊維商社以外の業界でも言えることですが、その業界・職業の志望理由を書いて満足してしまい肝心の応募先企業を志望する理由が抜けてしまう就活生というのが実は結構多いのです。

企業研究やOB訪問の中で見つけ出した自分なりの選考理由を書きましょう。海外拠点が多い、研究熱心だ、人事制度が公正だ、親会社が繊維企業なので生産ラインからの調達が容易、など探せばいくらでもあるでしょう。自身の「会社選びの軸」などともリンクさせつつ書きましょう。

③自身の性格・長所の「活かし方」に具体性を持たせる

上の例ではせっかく性格に言及しているのに「この性格はきっと日々の業務に活かすことのできるものと思っております」とひどく曖昧な書き方です。自身の性格・長所が繊維商社で働くにあたりどんな業務に役立つのか、そこを具体的に書きましょう。

実際に働いた経験がないのですから、少しぐらいずれていても構いません。大切なことは「具体的な描写は説得力を増す」ということです。そして具体的に書いている分、他のライバルの志望理由に比べ個性が出てくるのです。

④入社後のビジョンも具体的かつ明確に書く

入社後のビジョンについても③と同じです。「貴社の発展のために全力で働きます」といってもいまいち実感が湧きませんしライバルの大多数もみんなそう書きます。差をつけるには具体的に「どんな仕事をしたいか」「どんな商社マンになりたいのか」を書くことです。

繊維商社の会社に採用をもらうためにすべきこと

繊維商社に受かるための志望理由の書き方は今までご紹介してとおりです。では、書き方のテクニック以外に採用のためにすべきことをご紹介します。

上でもさんざん書いているように「繊維業界」ではなく「繊維商社」を選んだ理由を明確なものにする必要がありました。これは繊維商社のみならず専門商社全般に共通することです。

なぜ商品やその製造ではなく物流含めた全般に志望するのか。これをしっかり書くためには業界研究と企業研究、OB訪問で知見を養う必要があります。

また、余裕がある限り「繊維業界」「衣料品業界(アパレル産業)」さらには応募先企業が関わる「自動車業界」「航空業界」などの非衣料品業界、貿易の実務についての基礎知識(通関業務や手段など)について勉強しておくようにしましょう。

志望理由の幅が広がりますし、ES・履歴書の「業界研究の成果」の欄(があるならば)にも役立ちます。面接試験でも業界に関しての考えを述べるにあたりしっかりとした土台となってくれるでしょう。

他には繊維商社で役立ちそうな資格を取得するということです。商社は一般的に必須の資格というものはありませんが、持っていて評価される資格として①語学系の資格②繊維業及び化学工業関連の資格③ビジネススキルに関する資格、の3つに大別できます。

①の語学系の資格、これが受験機会も多いため最もおすすめです。商社は海外と取引をするため外資系ではないにも関わらず高い語学力(特に英語)を要求されます。企業HPや就活サイトなどで応募先企業がどれぐらいの英語力を社員に求めているのかを把握しましょう。

②繊維業及び化学工業系の資格ですがこれらは理系学部出身で持っているのならば前面に押し出してアピールするというぐらいのものです。具体的にはTES繊維製品品質管理士や危険物取扱者などです。さらに変わったところでは玉掛作業者やフォークリフト運転者など繊維製品輸送に関わるものがあります。

③ビジネススキルに関するもの、これは語学に次いでおすすめです。日商簿記(1~3級)やMOSなど簿記、パソコンスキルについての資格は評価をされます。

これらの資格のうち、就活までの期間で受験が出来て即効性も期待できるとなればやはり語学系の資格です。暗黙の了解として英検ならば2級以上、TOEICならばスコア500以上から書けるということに注意してください。

総合商社も含め、商社社員は大体TOEICスコア650以上が求められますのである種の目安にしてください。

何かアピールできる資格があれば志望理由に「貴社の業務に役立つように○○を取得しました」と自身の取り組みを書くことも出来ます。資格がない場合は、業界研究・企業研究・OB訪問で得た知見を書くようにすれば、自身の入社への熱意を余すことなく伝えられます。

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