コンサル業界への志望動機の書き方と例文紹介|ポイント・注意点など

履歴書の志望動機の書き方

「企業や各種団体が経営抱えている様々な課題に対し中立的な立場から現状分析と原因特定を行い、解決策を提示してその実現まで援助する」これがコンサルタントの仕事です。

個人で活動しているコンサルタントもいれば、組織的にコンサルティング業務を行う企業「コンサルティングファーム」というものもあります。このコンサル業界の志望動機はどのように書いていけばよいのでしょうか?

コンサル業界の志望動機ですが、以下のようなフレームワークで進めていきます。

①私は○○という理由でコンサル業界で働きたい

②△△という理由でコンサル業界の中でも貴社で働きたいと思う

③自分は□□という性格・長所である。これは入社後~という形で役に立つはずだ/コンサル業界・貴社に入れるようにこんな取り組みをした

④入社することができたら●●するつもりだ/こんなコンサルタントになりたい

まず始めにコンサル業界を志した理由を簡潔に述べ、次にコンサル業界の中でなぜ応募先企業を選んだのか理由を書きましょう。そして自身の性格・長所の分析とそれが応募先企業で役に立つものであることをアピールします。

あるいはコンサル業界・応募先企業に入るために自身が取り組んだことを書いてもいいです。最後に入社後の意気込み、もっと言えばなりたいコンサルタント像のようなものを書くことで熱意を示して締めくくりましょう。

コンサル業界の志望動機の例文

コンサル業界の志望動機の例をご紹介します。

①「私のコンサルティングへの興味は大前研一著『企業参謀ー戦略的思考とはなにか』を大学一年次に読んだことから始まりました。

企業が抱える問題をノウハウと外部の専門的視点から解決し企業の成長を助ける、というコンサルティングファームの仕事は経済界の医師と呼んで差し支えないものですし、究極の頭脳労働として私は強く惹かれました。

業界研究の過程で卓越したコンサルティング技術と複数業界にまたがり幅広くクライアント企業を持つ企業として貴社が浮かび上がりました。私は様々な業界に共通する問題解決のメソッドというものに興味がありますので、それを現場で学べるのは貴社を置いて他はないと考えております。

私は貴社に応募するにあたりコンサル業界・貴社の研究以外に貴社が抱えているクライアントの業界まで幅広く概要を学びました。

取り組むべき課題に対し正攻法でしっかり取り組みつつ、他の視点からの解決策も同時に模索するスタイルが私のやり方なのですが、あらゆる知識・ノウハウを総動員するコンサル業界でこの方法論がどのように進化していくのか楽しみです。

貴社に入社することが出来ましたらクライアント目線に立ちつつもクライアントの盲点にある問題まで見通し、最適な最大幸福となる結果を導くコンサルティングを目指していく所存です。」

②「私がコンサル業界に興味を持ったのは高校時代にテレビでコンサルタントのドキュメンタリーを見てからのことです。困っている企業の問題解決をサポートし、その成長を手助けするコンサルティングという仕事は社会の発展を裏側で支える重要な仕事であると思い、この職に就きたいと熱望するようになりました。

大学で経営学を学びましたが、その過程で国内で最も戦略コンサルティングのノウハウが集約されている企業として貴社の存在を知りました。貴社の3年目以降1人立ちしてクライアントを担当する制度は人材に見合った柔軟なコンサルティングをクライアントに提供可能な優れた制度であると思います。

私は能力でカバーできる範囲においては非常にワンマンタイプな性格です。この性格でコンサルティングが出来るようになるためには貴社の制度の下で最高レベルのノウハウを学んでいくより他ないと思っております。

貴社に入社することが出来ましたら、ワンマンタイプな性格の代わりに人の2,3倍模索と経験を積み上げてクライアントにとって最後の切り札と呼ばれるようなコンサルタントになりたいと思っています。」

コンサル業界の志望動機のダメな例

「私は物事、特に問題解決について考えることが好きです。そういう意味でコンサル業界は私にとって天職だと思っています。

貴社のように経験豊富なコンサル企業でならきっといろいろな経験を積むことができるだろうと考えて応募しました。私は物事にまじめに取り組む性格ですのできっと貴社の業務のお役に立てるかと思います。

貴社に入社することが出来ましたら困っているクライアントに感謝されるようなコンサルティングをしていきたいと思っております。」

コンサル業界の志望動機を書くときの注意点

コンサル業界の志望動機を書く際に注意するべきことは何でしょうか?上記のダメな志望動機の例を題材に解説していきます。

①「コンサル業界」の志望理由であることを強調する

上の例では「物事、特に問題解決について考えることが好きです」だからコンサルタントになりたいといっています。この志望理由はコンサル業界志望の就活生の大半に見られますがよくありません。

「問題解決が好き」「戦略を立てるのが好き」というのであればコンサル業界以外の業界の戦略部門、企画部門でもいいからです。コンサル業界は問題を抱えるクライアント企業を裏側から支え助ける職業です。その点などを考慮した「コンサル業界」独自の志望理由にしましょう。

②応募先企業への志望理由が弱いのはNG

上の例ではいまいち応募先企業への熱意や応募先企業を企業研究したことが分かりません。

コンサル業界は就活でも特に難関ですから、応募先企業の人事制度やクライアント企業の顔ぶれ、得意とするコンサルティングの内容などに言及して「しっかり企業研究した上で貴社に応募します」という熱意を見せるようにしましょう。

③全体的に話が抽象的なのはNG

上の例では一応、志望理由のフレームワーク通りに「自分の性格が応募先企業でどう活かせるか」「どんなコンサルタントになりたいか」という点を押さえてはいるのですが、全体的に抽象的で説得力に欠けます。

コンサル業界は外資系並みの合理性、能力主義の業界なので書く文章にも、何が求められているのかを考えなら書くようにしましょう。

コンサル業界の会社に採用をもらうためにすべきこと

コンサル業界と一口に言ってもその内容は戦略系、総合系、IT系、シンクタンク系、医療・ヘルスケア系、組織人事・チェンマネ系、財務アドバイザリー系などなど多岐にわたります。

まずは自分のやりたい仕事がどの分野にあたるのか、応募先の企業は業界内でどのような立ち位置であるかを業界研究、企業研究でしっかりと把握する必要があります。

また、コンサルタントの仕事についても正しい知識と認識がなくてはなりません。「困っている会社に対してアドバイスをする軍師のような職業」というだけではいけません。

コンサルタントが提示した解決策により問題が解消したとしてもリターンはみなクライアント企業のものとなりますから、コンサルタントは常に裏方の仕事です。

世間の注目を求めることなくただ淡々とクライアントが抱える問題解決に取り組む、そんな職人気質な職業であるという認識で志望動機を書くようにしましょう。

次に、コンサル業界だけでなく応募先企業のコンサル分野についても勉強しておきましょう。他の業界と違ってコンサル業界の場合「コンサル業界についての知識」と「コンサル対象の業界についての知識」の両方が必要となるのです。

業界研究・企業研究以外にもOB訪問などでコンサルティング業務の実態の把握に努めましょう。

自身の能力を客観的に示すことが出来るのが「資格」です。コンサル業界において評価される資格は

①MBA(経営学修士)

②士業系の資格

③語学系の資格

④ベンダー系の資格

に大別できます。MBAはコンサル業界で最も評価される資格と言ってよいでしょう。通常2年間の専門課程で経営戦略、マーケティング、会計など経営に関する理論を幅広く学びます。

かつては取得のため海外の大学に留学する必要がありましたが、近年は国内の大学でもMBAコースを設けるところが多くなってきました。

士業系の資格とは弁護士、税理士、行政書士、中小企業診断士など「士」がつく公的資格のことです。会計系のコンサルティングファームならば公認会計士、税理士を持っていれば非常に有利ですし、人事系コンサルティングファームならば社会保険労務士やアクチュアリーなどがあれば優遇されます。

他にも医療系コンサルティングファームならば医師免許や薬剤師免許が絶大な効果を発揮するでしょう。ただしこれらの資格はその資格だけで十分に食べていけるほどの難関資格です。

転職ならばともかく就活レベルでやすやすと取得できるものではありません。就活まで学年的に間があり、在籍学部の都合もあって取得が可能であれば視野に入れるというぐらいで行きましょう。

語学系の資格は受験する機会が多いためおすすめです。コンサルティング業務に関する英語で書かれた専門書や論文を読む必要性もありますからTOEICや英検を取得資格として書けるようにしておきましょう。外資系企業でなくともコンサル業界自体が高い英語力を求められる業界です。

ベンダー系の資格というのはIT関連製品を製造・販売する企業・メーカー(ベンダー)が自社製品の操作技術や管理技術について適切な水準にあるかを認証する民間資格です。

シスコ技術者認定、SAP認定コンサルタント、マイクロソフト認定プロフェッショナルなどが代表例です。これらの中でもERP(統合業務ソフトウェア)は、その導入プロジェクトに携わるコンサルティングファームが多いため特に評価されます。

具体的には「SAP認定コンサルタント資格」「Oracle Applications認定コンサルタント」などです。コンサルティングファームによっては応募要項の中に資格取得を条件付けているところもあるくらいですのでしっかり確認しておくようにしましょう。

また自分の応募先がSAPなどの導入プロジェクトを手がけているかなども調査して「せっかく資格を取ったのに応募先の業務と関連がなかった」なんてことがないようにしておきましょう。

これら以外には日商簿記検定も評価される資格として有名です。ただし難易度から言うと2級以上が評価対象の上に1級の取得は容易ではありません。

以上の資格を取得していればESや履歴書の「資格」欄だけでなく、「入社のための取り組み」として「志望動機」欄に書くことも出来ます。

もし資格がない上に取得する時間もないというのであれば、業界研究や企業研究、応募先企業のコンサル対象の研究にどれだけの熱意や時間を費やしたかを具体的なエピソードとともに書いていきましょう。

資格にせよエピソードにせよ具体的なものこそが志望動機に客観的な説得力を持たせるものだからです。

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