学校を中退した場合の履歴書の書き方・例文|退学と中退の違いとは

学校を中退した場合の履歴書の書き方

履歴書に必ず書くべきこととして学歴が挙げられますが、中には様々な事情により卒業に至らなかったケースもあります。所謂「中退」や「退学」をした場合のことになりますが、もし学校を中退した場合は履歴書にどのように記載すべきか悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は主に、学校を中退した場合の履歴書への書き方をお伝えさせていただきます。まず、中退は中退で意味は変わりませんが、正確には「中途退学」が正しい表現となりますので、履歴書へ中退の事実を記入する際は「〇年〇月 ○○大学 ○○学部 中途退学」と記載しましょう。

また、単に中途退学と記載するだけでは、「何故?」と思われるのは必至です。経歴欄ですから、事細かく記入するのは見栄えとしても、経歴を伝える手段としても印象が良くありませんから、「○○により中途退学」と簡単に理由を添えると良いでしょう。

もちろん、この中途退学の理由に嘘やごまかしの言葉を書くことは厳禁です。何故なら、嘘やごまかしを書いたところで、それを見る相手は何人もの人の面接に関わってきた面接の担当者、言い換えれば「質問のプロ」のような存在ですから、履歴書に目を通した後の質問で嘘やごまかしがバレる可能性が高く、もしバレてしまえば間違いなく採用には至りません。

仮に、理由を書くのが嫌で中退を「卒業」と書いたとしたら立派な学歴詐称にあたりますし、無記入の空欄としたところで空欄の部分についての追求も間違いなくあります。よって、ネガティヴな事情であっても学校を中退したという事は、嘘なくシッカリ記入した方がよほどプラスに働くと考えた方が良いでしょう。

学校を中退した場合の具体的な例文

さて、学校を中退したという事を履歴書に記入する際ですが、皆さんが中退の事実を書く理由を躊躇するには「選考に不利になるのではないか」という不安からでしょう。

実際に不利になるかどうかは後ほどお話させていただきますが、少なくとも「書かなければいけない」という事実に変わりはありませんから、正しい書き方や少しでも不利にならない書き方を覚えておきたいところです。

ここでは、義務教育を終えた後の「高校」「大学・短大」「専門学校」の別で、中退をした場合の具体的な例文をご紹介させていただきたいと思います。

1:高校中退の場合

高校を中退した場合の学歴の記入例

2016年3月 ○○市立○○中学校 卒業
2016年4月 ○○県立○○高等学校○○科 入学
2017年3月 ○○県立○○高等学校○○科 進路変更希望の為ため中途退学

まず、上記のように中途退学までの流れを簡単な理由を含めて記載しますが、「○○のため中途退学」と記載するのでも良いですし、欄を変えて「※○○のため中途退学」と記載するのでも問題ありません。

もし、この中途退学の後に文科省で定める「高等学校卒業程度認定試験」に合格している場合は、その旨を記載する事ができますが、これはあくまで「高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験」ですので、「卒業」という扱いにはなりません。

つまり、上記の記入例の中途退学の欄を「2017年3月 ○○県立○○高等学校○○科 卒業」とはせず、「高等学校卒業程度認定試験 合格」という文言を追記します。

高校中退後に高等学校卒業程度認定試験を受けた場合の記入例

2015年3月 ○○市立○○中学校 卒業
2015年4月 ○○県立○○高等学校○○科 入学
2016年3月 ○○県立○○高等学校○○科 進路変更希望の為ため中途退学
2017年3月 高等学校卒業程度認定試験 合格

尚、一般的な名称で知られている「大検」ですが、正確には「大学入学資格検定」という名称になります。しかしながら、この制度は2004年に廃止されて上記の高等学校卒業程度認定試験に移行されています。

2:大学・短大中退の場合

続いて、大学や短大を中退した場合の記入例です。

大学を中退した場合の学歴の記入例

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2016年3月 ○○大学 ○○学部 中途退学

高校中退の場合と大きな違いがあるわけではありませんが、中退後に別の学校へ入学したりしたなら、その事実も記入する必要があります。

大学中退後に別の大学へ入学した場合の記入例

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2016年3月 ○○大学 ○○学部 中途退学
2016年4月 △△大学 △△学部 入学

大学中退後に専門学校などへ入学した場合の記入例

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2016年3月 ○○大学 ○○学部 中途退学
2016年4月 学校法人△△外国語専門学校 入学

3:専門学校中退の場合

専門学校を中退した場合も上記までの記載と基本は同じです。ただし、専門学校中退の場合は記載を省略される方が多いようですが、空白の期間がある場合は必ずその期間に何をしていたかという事を聞かれます。

よって、専門学校中退の事実もしっかり学歴として記載する必要があります。

専門学校を中退した場合の学歴の記入例

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 学校法人○○外国語専門学校 ○○科 入学
2016年3月 学校法人○○外国語専門学校 中途退学

大学中退の際の履歴書と同じですが、中退後に別の学校に行く事になったですとか、留学をする事になったような場合は、その旨も併せて記載し、「目的あっての中退」となりますので、自分都合の勝手な中退という見方にはなりづらくなります。

専門学校を中退して別の学校へ入学した場合の記入例

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 学校法人○○外国語専門学校 ○○科 入学
2016年3月 学校法人○○外国語専門学校 中途退学
2016年4月 学校法人△△学院 △△コース 入学

学校の中退理由の書き方

学校を中退した時の履歴書の書き方についてご紹介させていただきましたが、中退後に別の学校に入学した事実が記載されていれば、何故中退したのかという理由を記入する必要もありません。

しかしながら、中退の理由が全て前向きなものであるとは限らず、ご家庭の事情や経済的理由、学校でのいじめの問題など、中退するつもりはなくとも、そうせざるを得なかったという場合もあります。

高校中退の場合の履歴書の書き方でも申し上げましたが、本来であれば中退した理由を簡単に添えておくと良いのですが、必ずしも理由を書かなければいけないわけではありませんし、どうしても文字に起こしたくない事実もあることでしょう。

そこで、様々なケース別に学校を中途退学した理由の書き方についてご紹介させていただきます。

進路変更を理由に中退した場合の理由の書き方

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2016年3月 ○○大学 ○○学部 中途退学
※進路変更希望であったため中途退学致しました。

再度申し上げますが、学歴欄に詳しい理由を文章にして書くことはやめましょう。理由を深く聞く必要がある場合は面接の担当者より質問がありますから、その時に備えて理由を整理して伝えられるようにしておけば問題ありません。

経済的事情により中退した場合の書き方

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2016年3月 ○○大学 ○○学部 家庭の経済的事情により中途退学

経済的理由により中退を余儀なくされる場合もあるかもしれませんが、その事についても深く理由を記載する必要はありません。むしろ、それ以上の事を聞かれることも少ないでしょう。

ただ、理由を書いているか書いていないかでは面接の担当者の納得度が違いますので、記載してかまわないようなものは記載しておいた方が良いでしょう。

いじめにより中退した場合の書き方

2015年3月 ○○県立○○高等学校 卒業
2015年4月 ○○大学 ○○学部 入学
2016年3月 ○○大学 ○○学部 一身上の都合により中途退学

これまでと違い、「いじめにより中退」とは記載しません。これは敢えてそのようにしているという事もありますが、そもそも口に出したり文字に書き起こすことが辛い事実もあるかもしれませんから、「必ずしも理由を書く必要はない」というところに甘える形にします。

プライバシーにかかわる事もあるかもしれませんので、「一身上の都合とは?」と不躾に聞かれることも少ないかもしれませんが、少なくとも「何故中退したのか」が明確にならないようでは、採用の可能性が高まる事もないでしょう。

よって、もし中退の理由を聞かれた場合は、いじめによる中退であるという事をポジティブな言い換えにて伝えられれば良い印象に繋がる事となります。

例えば、「いじめで学校に行くのが辛くなり、中退してからは引きこもっていました」というよりも、「いじめで学校に行きづらくなってしまい、自宅にて自己学習を兼ねて資格の勉強をしておりました」という風に伝えられた方が前向きな回答となります。

通信制大学を中退した場合にも履歴書に書かなければいけないのか

高校、大学、短大、専門学校と、中退した場合の履歴書への記載方法をご説明させていただきましたが、「通信制大学」についてはどのように考えるべきかというところもご説明させていただきます。専門学校の中退と同じように、通信制大学に在籍していたことや中退したことを記載しない方も多いようですが、実際には記載した方が良いでしょう。

もちろん、絶対に記載しなければいけないという法の定めがあるわけではありませんが、どちらにせよ、記載していない期間が空白になっているなら、そのことについて質問されるでしょうし、まして嘘の記載をすると学歴詐称の扱いとなって処罰を受ける可能性もありますので、絶対にやめましょう。

ただし、プライバシーに深く関わる理由により中退する事となった場合に、「何故中退したのか」という質問をされることを避けるために記載しないといった方もいらっしゃいますので、「隠す必要がなければ書く」という程度に考えていただければ問題ありません。

履歴書における退学と中退の違いは?

中途退学という言葉を分解すると「中途」「退学」となりますが、「退学」という言葉を考えてみると、色々な意味合いで捉える事ができます。「自分から退学を申し出た場合」「学費滞納などによる退学」「問題を起こしてしまった事による除籍」など、退学という言葉一つに様々な理由が隠されています。

中には「博士課程単位取得満期退学」といったものもありますから、必ずしも退学がネガティブなものではないという事ができますが、そもそも履歴書に記載する「退学」と「中退」では意味合いが変わってきますので、注意が必要です。

一般的に「退学」と聞くと、何らかの問題があったため「除籍処分となった」ことを連想させることから、学校側から退学を言い渡されたのでない限りは「中途退学」と記載した方が自らの退学をしたという意味合いで捉えてもらえます。

つまり、「退学」も「中退」も、言葉の意味としてはほぼ同じですが、ニュアンスやイメージによる違いはありますから、自ら退学をする事を選んだのであれば「中途退学」と記載するのが望ましい形となります。

学校を中退した場合の最終学歴はどうなるのか

では、学校を中途退学した場合に、最終学歴はどのような扱いとすべきかというお話です。時系列でみていけば「○○高校卒業→○○大学入学→○○大学中途退学」と記載する事になりますから、実際のところ大学までは進んだという事実はあります。

しかしながら、最終学歴とは「修了している一番高い学歴」の事を指しますので、入学したという事実は最終学歴にあたりません。

つまり、「○○高校卒業→○○大学入学→○○大学中途退学」という流れがあるのであれば、「○○高校卒業」が最終学歴という事になります。

学校の中退は何回まで許されるのか

学校を中退して別の学校に入学したが中退したですとか、高等学校卒業程度認定試験に合格して大学に入学したはいいものの、大学も中退してしまったというケースもあるでしょう。複数回、学校を中退しているようなケースです。

では、実際のところ、学校の中退は何回までであれば面接の担当者に許されるのかというところですが、これには明確な回数があるわけではなく、採用する企業側の考え方に依存すると考えていただいて差し支えありません。

しかしながら、一般的に3回以上からは「中退の数が多い」とみなされるケースが多く、4回、5回となればその分、良い印象から遠ざかっていくと考えた方が良いでしょう。

学校を中退していると内定を取りづらいのか

ここまで、学校を中退した場合の履歴書の書き方などについてお話させていただきましたが、「学校を中退した場合の具体的な例文」でもお伝えさせていただいた「学校を中退していると内定に不利になるか」という点は気になるところでしょう。

実際のところ、これにも明確な回答があるわけではありませんが、学歴を最重要視していた時代とは違い、現在では退学や転職が少々あっても、それを第一の理由として不採用にする事も少なくなっている傾向にあります。

つまり、中退という事実があったとしても、その理由や事情によっては「やむを得ない事情」もあるでしょうから、中退をした人すべてにマイナスイメージを持つという事はありません。むしろ、理由によっては「前向きな理由」と判断されてプラスのイメージに捉えてもらえる可能性もあります。

例えば、上記までにご紹介させていただいているとおり、「留学希望のため退学」という理由や「進路志望の変更を希望したため」という事であれば、何ら問題視されることはないでしょうし、要は面接の担当者が「なるほど」と思えるような理由をしっかり考え、伝える事さえできれば内定に大きく影響するという事はないと言えるでしょう。

また、これも既に申し上げている事ではありますが、学歴に「中退」の文字があった場合は、十中八九、その理由を聞かれます。

よって、中退をした理由を単に「留学したかったので」と答えるのではなく、「高校の時に○○の経験をしまして、大学に行くべきかどうか悩んだ結果、大学に進学はしたのですが、途中、留学をすることのメリットを考えた時に一分一秒でも早く留学すべきと考え中退に至りました。」というような返答ができれば、選考にはプラスに働くものと考えておきましょう。

更に、特に理由なく中退し場合に「一身上の都合により中途退学」と記載する事もあるかと思いますが、その場合も「何となく」という理由だけを持って面接に臨むのではなく、中退後に何を考え、何をしていたのかという点をポジティブな言い換えで伝える事ができれば内定に悪い影響を及ぼしてしまうという事もなくなるかもしれません。

改めて申し上げますが「学校を中退していると内定を取りづらくなる」と決まっているわけではありませんので、中退の事実があっても物怖じせずに面接に臨むことのほうが重要であると言えます。

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