履歴書の自己PRで「協調性」をアピールしたいときの書き方・例文

履歴書の自己PRで協調性をアピールしたいときの書き方

企業が求める協調性とは?

一般的な意味においては、協調性がある人とは誰とでも仲良くなれて、輪を乱さない人のことを指します。しかし企業が求める協調性のある人とは以下のポイントを押さえた人のことになります。

自分よりも組織を考えられる人

企業によってその規模は様々です。数十人の社員からなる企業もあれば、数百人規模の企業もあります。ただしどの企業においても共通しているものが1つあります。それは「個人よりも組織、組織よりも企業の方向性」を重視するということです。

社員の一人が自分のことだけを優先してしまうと組織とずれてしまう可能性があります。一般的に企業はその方向性を見定めた上で組織の生産性を規定します。社員一人が自分のことだけを考えて輪を乱したりすると組織の生産性が低下して、結局は企業が目指していた方向へたどり着けなくなります。

ですから企業においては組織や企業の方向性を優先できる人を協調性のある人と考えて重要視するのです。

周囲をサポートしながら生産性を上げられる人

企業が自らが定めた方向へ進んでいくためには組織の生産性が重要になりますが、組織の生産性を上げるには、組織を担う社員の一人一人がお互いの長所を認識しながら短所を補い合う必要があります。

支え合いながら相乗効果を生み出し、その結果生産性を上げることができる人材が理想ということです。自分の仕事だけをやっていればいいわけではありません。

つまり、企業が求める協調性とは、企業全体の利益のために率先して組織と協調し、目標を共有する行動が取れる能力のことになります。また多少の損をしても気にしないくらいの寛容さと、誰にでも手を差し伸べることのできる包容力も必要になるでしょう。

協調性をアピールできるエピソード

では、履歴書の自己PRで協調性をアピールするにはどうすればいいのかという話になりますが、やはり過去の体験の中から協調性を印象付けられるエピソードを選んで提示することが効果的です。

もっとも、あまりにありふれた話題にしてしまうと逆に協調性をアピールすることが難しくなりますので注意してください。以下、いくつか具体例を挙げてみます。

  • 自分の利益は気にしないでボランティア活動を行った
  • 友人、知人のトラブルを解決するために行動を起こして、解決した
  • アルバイト先で一緒に働く同僚のための環境を整え、効率を上げた
  • ゼミのメンバー同士の対立した意見を調整して、プレゼンテーションを成功させた
  • 父方、母方の親戚が一同に会する場でも、苛立ちなどを表情に出したことがない

協調性をアピールするときのポイント

次にそういったエピソードを履歴書やエントリーシートに書く場合のポイントについてまとめます。ポイントは2つです。

「協調性」だけを強調しない

「私は協調性があります」などといったフレーズから自己PRを始める学生は少なくありませんが、強調性というキーワードだけを強調するのは間違いです。協調性をアピールする志望者は多いので、協調性というキーワードだけをアピールしても他の志望者との差別化にはなりません。

「協調性」の根拠を必ず示す

強調性があることが確実に分かる具体例を提示しましょう。例えば「私は強調性のある人間ですので、どんな現場でもやっていける自信があります」と書いても強調性があると思われる根拠が何も提示されていないので、自己PRとしては弱いものとなっています。「強調性のある」と考えられる具体的な根拠をエピソードの中に盛り込むようにしましょう。

履歴書の自己PRで協調性をアピールしたいときの例文

野球サークルのマネージャーとして大会での勝利に貢献

大学では野球サークルのマネージャーを務めましたが、地区大会ですらろくに勝てないことがサークル全体の課題となっていました。そこで何としてでも勝利を掴むために全体ミーティングを行ったところ、所属メンバーの中でいくつかの意見が出て対立してしまいました。

・キャプテン:とにかく練習量を増やす。特に全体練習の時間を多くするべき
・メンバー:個人メニューを増やして、全体練習を少なくするべき

私はそれぞれの意見を聞いた時にどちらも一理あるものと感じましたが、みんなのためのサークルですからそのままの状態でもいけないと思い、サークル全体としての方向性を定めることにしました。

問題となったのは勝つための方法論を誰も持っていないということです。やはりサークルですからそのあたりのことはしょうがないのかもしれません。ただそこで終わってしまったら前に進むことができませんので、色々と考えて対策を練ることにしました。具体的な対策は以下の通りです。

・強いチームの練習方法を調べる
・チームマネジメントのやり方を変える
・練習方法を効率化することで全体練習と個人メニューをともに増やす

強いチームのところへ行って練習方法を学んだところ、チームマネジメントのやり方を変えればもっと効率良く練習できることが分かりました。

具体的にはチーム全体で練習をするのではなく、チームを3つに分け、それぞれが同時に別メニューをこなしていくことで効率性を上げるというものです。おかげで今までと同じ練習時間であっても3倍近い量の練習メニューを消化できるようになりました。

地区大会ではまだ3勝しかできていませんが、中堅チームとは互角に渡り合えるだけの力を身につけてきており、メンバー全員が充実した活動を行うことが出来ています。

私はチームの目標のために全員から話を聞いて行動を起こしました。そして練習方法を効率化することに成功しました。貴社では営業チームの一員として、積極的に行動することで、組織全体に利益を生み出せる人材になるよう尽力する所存です。

履歴書の自己PRで協調性をアピールするときの注意点

履歴書やエントリーシートなどの提出書類は、企業が何を求めているのかを把握し、しっかりと対策を練った上で記述しましょう。自己PRで協調性をアピールしても、その企業が強調性を求めていなければ、アピールした意味はなくなります。当然企業からの評価も低いものになるでしょう。

まずはその企業の情報をしっかりと調べて強調性を求めている企業かどうか判断する必要があります。求人内容、会社説明会、会社案内、会社ホームページなどを漏れなくチェックしましょう。

ただ残念ながら求人内容や会社説明会の情報だけでは強調性を求めているかどうか、または強調性をアピールしてプラスになるかどうかまでは明確には分かりません。

依然として日本社会は全体的に見て強調性を重視する傾向にありますが、近年では協調性よりも積極性や熱意のある人材を中心に採用を進めている企業が多くなっているからです。

参考までに、履歴書の自己PRで協調性をアピールして効果があると思われる企業の特徴をまとめておきます。上記の理由から絶対に効果があるとは言い切れませんが一つの目安としてお使いください。

  • 社員数が少ない(社員の数が数人から数十人程度の中小企業)
  • 社風が穏やかで、「アットホームさ」をウリにしている
  • 接客業務をメインにしている
  • チームを組んでサービスを行う
  • 選考にグループディスカッションやグループワークが盛り込まれている

面接の自己PRで協調性をアピールしたいときの受け答え例

履歴書などに書く場合の協調性の伝え方をまとめてきましたが、面接で質問された時もその答え方次第で協調性をアピールすることができます。一つ一つの質問を無駄にすることのないように抜かりのない受け答えを心がけましょう。

質問1:これまでに人間関係で苦労したことはありますか?

はい、あります。正直な話、私は誰とでも上手く付き合える人間ではありません。どちらかと言えば人間関係で苦労ばっかりしてきました。ただ付き合えるようにするための努力は怠ったことはありません。

両親には小さいころから「人の話をしっかりと聞くように」と教えられてきましたし、今でもまずは人の話を聞くことが何よりも重要だと考えています。ですのできちんと話し合う環境さえ整っているのであれば、どのような考え方の人とでも共存は可能だと思います。

質問2:アルバイトではどのようなことをしていたのですか?

洋食レストランで働いていました。ただアルバイトの業務の1つであるアンケートの回収率が悪くて問題になっていました。

アンケートというのは食事を終えたお客様に料理やサービスについて一言書いていただくというものです。社員をはじめアルバイトにも回収率向上のためのアイデアを出すことが求められました。私は次のような提案を行いました。

それまでのアンケートは、最初からテーブルの上に置いてあり、ご自由にどうぞといった感じでした。私はそのやり方がいけないと考え、食事を終えたお客様のところへテーブルの担当者が直接アンケートを持っていく方式に変えるべきと主張しました。

しかし、何もなしでアンケートを持っていくのもどうかと思い、水を注ぎに行くついでにアンケートをお渡しすること、その時にさらに飴かガムを渡すこととしました。結果私のアイデアは採用され、アンケート回収率は5%から20%へと上昇しました。

洋食レストランでのアルバイトはマナーを含めて教わることの方が多かったのですが、アルバイトとして十分貢献できたと考えています。

面接の自己PRで協調性をアピールするときの注意点

面接では「協調性があります」という直接的な自己PRを口にしないようにしましょう。

自分で自分のことを「協調性がある」という人はいません。協調性があるかどうかは他人が見て判断するものだからです。応募者はあくまで協調性に関するエピソードを語り、そこから面接官に「協調性がある」と感じてもらわなければなりません。

面接でのやり取りやグループディスカッションなどを通すことにより、協調性があるかどうかは面接官にはすぐ分かってしまいます。自分のアピールのあまり、周りと協調を崩さないよう注意してください。

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