面接で「将来の夢」を聞かれたときの答え方と回答例|注意点・対処法

面接で将来の夢を聞かれたときの答え方

面接では企業によって様々なことが質問されます。「将来の夢」なども結構ポピュラーな部類です。「あなたの将来の夢は何ですか?」と訊ねられたらどのように答えるのがベストなのでしょうか?

将来の夢については以下のようなフレームワークに従って述べていきましょう。

①私の将来の夢は○○です
②夢を抱くきっかけとなった出来事・理由などのエピソード
③応募先の企業と「将来の夢」をリンクさせる
④夢の実現のために取り組んでいること

まず初めに「将来の夢」について語ります。そしてその夢を抱いた経緯、きっかけとなった経験などのエピソードを続けます。その後、「将来の夢」のために今どんなことに取り組んでいるのか、あるいはどうやって実現させる計画なのか、そして「面接しているこの企業に入ること」が夢の実現にどうかかわってくるのかを述べましょう。

面接で将来の夢を聞かれたときの回答例

「将来の夢」についての回答例をご紹介します。

回答例①

私の将来の夢は赤道帯の砂漠化の抑止とそのための緑地化です。私は小さいときから自然が大好きで毎日虫取りや魚釣りをして育ちました。大学でも自然環境を学ぶ学科に入り、現在の環境破壊とその対策について勉強しました。私が最も対策をするべきだと思うのは「赤道地帯における森林伐採の影響による砂漠化」です。

この砂漠化が進行することによって生物的多様性が失われてしまうだけでなく、現地に住む人々の食糧問題や地球の大気への影響も起こってしまいます。この問題を食い止めるには緑地化を推進させるしかないと考えるのですが、そのためには種苗を砂漠でも問題なく育成できるような加工や仕組みを作らねばなりません。

私が思うに国内で最も種苗の育成技術やバイオテクノロジー、遺伝子組み換え技術のノウハウを持っているのは御社です。その上御社は企業の社会的責任として毎年マングローブ林の植樹活動など環境保護意識も国内有数の高さであると私は思います。御社に入社し砂漠地帯に特化した植樹法を考案し、世界中の砂漠化地帯に広めていくことが最も実現可能なプロセスであると考えております。

大学では環境問題を大きな視点から学びましたので、今後は植物体についてミクロレベルから学んでいかなければなりません。分子生物学や植物学の専門書を買って独学で勉強中ですが、御社に入社出来た暁にはバイオテクノロジーや遺伝子組み換えの実用的な技術を日々学んで行きたいと思っております。

回答例②

私の将来の夢は世界を一新させるガジェット製品開発です。スティーブ・ジョブズの自伝を読んで以来「世界を一変させるような製品」のアイデアを考えることに自分はとりつかれてきました。

大学在学中は工学部でIT技術について広範に学ぶ傍ら、日々思い浮かんだアイデアをノートに書きとめ今では3冊目になりました。その中には「iPhone6のタッチの具合で動きが変化する液晶」のように現実のものとなったものもありました。

国内の製造メーカーの中でも高い技術力と研究設備を誇るだけでなく、社員のアイデアをコンペ形式で募集し形にする社風の御社以外に私のアイデアを育める職場は無いと思っております。是非、御社で私のアイデアを実現させてください。

面接で将来の夢を答えるときの注意点

面接で将来の夢について答える際に気をつけるべきことは以下のようになります。

①プライベートな夢を答えない

「幸せな家庭を築く」といった夢を答える就活生は結構多いですが、プライベートな夢ではなく会社の事業や社会問題と関連した「夢」を答えるようにしましょう。なぜ企業の事業と関連しているものが良いのかは後述します。

②抽象的な夢ではなく具体的な夢を答える

「世界中の人を幸せにしたい」というような抽象的すぎる夢もいけません。抽象的な夢だと実現へのプロセスが具体的に語れない上に企業の事業と夢をリンクさせ辛いからです。また夢の実現のための努力や取り組みも語り辛いです。

③「面接を受けている企業」とリンクさせられない夢はダメ

面接を受けている企業とリンクさせられなければ夢を熱く語る意味がありません(面接的には)。脱サラ後に貯金で環境保全のための企業を起業するといったような夢でも「環境保全と大企業とのあり方を国内有数の先進的企業である御社で学びいずれは社内ベンチャー等の形で環境対策の事業を起業して行いたいです」などといくらでも企業とリンクさせることはできます。

④スケールは大きくて構わないが、論理が破綻しないように

たとえ個人の夢であっても論理が破綻しない限りはいくらでも大きな夢を語って構いません。むしろ大きな夢なのに「入社の熱意」「実現のための努力」が上手く破綻もせずに繋げられていたならばかなり好印象を獲得することができます。

⑤夢に対する努力・取り組みに触れなければいけない

夢に対する努力や取り組みを具体的に語ることができなければそれは「実現しないもの」でしかありません。たとえ今取り組んでいなくても「~することでこれから実現していくつもりです」のように「夢の実現」を真剣に考えていることをアピールしましょう。

将来の夢がない場合の対処法

ここまで将来の夢についてどう答えるのが良いかご紹介してきましたが、「将来の夢がない」という場合にはどうすればよいのでしょうか?

結論から言いますと「将来の夢」を質問されて回答できなかったり、口ごもってしまうと悪印象ですしかなり面接の採点に響きます。「将来の夢がない」ということから面接官が連想するのは「長期的視野の欠落」「計画性の無さ」「向上心が弱い」「個性が無い」「無気力だ」「魅力に欠ける」など良いことは一つもありません。

後述しますが「将来の夢」を持っていてきちんと実現のために取り組んでいる人間というのは能力やスキルを日々磨くことに余念がありませんし、企業から任されたタスクにも全力で向き合います。それに「将来の夢」にひたむきに向かっていく人間というのは無条件に人間的な魅力があるものですし、周囲からは好感をもたれます。

一旦、就活から離れてみましょう。「将来の夢が無い」という人にお見合いパーティーや合コンで出会ったとして人間的な魅力をはたして感じるものでしょうか?その人と仲良くなりたいと思うでしょうか?

我々は「将来の夢が無い」という人に対して無条件に忌避反応や嫌悪感を感じるようにできているのかもしれません。

ですので「将来の夢」をはっきりと語ることができないという人は何とか具体的に「将来の夢」を考えて見ましょう。面接のために必死に考えることから本当に夢が見つかるかもしれません。もし本当に何も思いつかないという人は、今の段階で受かるかどうかは一切考えずに、第一志望とそれに準じる企業群を挙げてください。

その企業群を選ぶに至った「企業選びの軸」すなわちあなたの「仕事の価値観」があるはずです。その仕事の価値観に合致した企業の理念や事業を今度は一社一社見てみてください。その中から最も自分が「すごい仕事だ」と感銘を受けるものを選ぶのです。その最も心が共鳴したものにこそ「将来の夢」の種が隠れているのではないでしょうか。

「将来の夢」が無い場合もこのようにして何とか「将来の夢」を見つけ出して下さい。「将来の夢はありません」と答えるのだけは自殺行為なので絶対にやめましょう。

面接官が将来の夢を聞く理由

面接官が就活生の「将来の夢」について質問するのは、

①仕事に夢や志を持って取り組むことができる人材か
②就活生の価値観・人生の目標が社の理念や社風とマッチするかどうか

の2点を知るためだといえます。

まず①「仕事に夢や志を持って取り組むことができる人材か」ですが、夢や志がある人間ならばその夢とリンクしている仕事へのモチベーションは高いですし、自分のスキルや能力を高めようと日々努力もしているものですから会社としては貴重な戦力となる人材であるといえます。さらには夢の達成のために革新性や創造性も日々の業務の中で磨くことができると期待できます。

そして②「就活生の価値観・人生の目標が企業の理念や社風とマッチするかどうか」ですが、「将来の夢」は「尊敬する人」や「好きな言葉」などと同じく就活生の「価値観」が現れるものですし、さらにそれだけでなく「人生の目標」でもあります。

一方企業における「価値観」や「人生の目標」といえるものが「企業の理念」ですし、企業の体質の雰囲気が「社風」です。社員側の「価値観」と企業側の「価値観」が合致していれば、社員は夢の実現のために精一杯働くことができますし、働く上で何も自分の良心に恥じることはありません。

そして企業側もそんな社員が励むおかげで業績が上がり、経営が順調に行き、余剰資本の投資という形でさらに社員の夢の実現に繋がっていく好循環となります。

もし仮に社員側の「価値観」と企業側の「価値観」が合わなかったとしたらどうなるでしょうか?例えば「環境保護が第一だ」という価値観の社員が「売れる限り大量につくる」という価値観の企業に勤務したらどうなるでしょう。

社員は環境への影響よりも製品の売上高を重視する企業の方針に反発を覚えますし、企業側も社の業績よりも環境にこだわる社員を「社の利益にならない者」として排除しにかかることでしょう。このように企業と社員の価値観が一致していなければ両者がともに傷つくだけで何も生まれません。

ですので社員側に将来なる就活生は企業研究を通して「企業選びの軸」を決め、働く上での自分の「価値観」が何なのかを見定めそれに合致する企業を選ぶ必要があります。

そして企業側もエントリーシートの「企業選びの軸」や「将来の夢」、「尊敬する人」などを通して企業の「価値観」と合致する就活生を選ぶ必要があります。

このように見てみると「価値観」が合う就活生と企業が結びつくのが上手くいくという点はお見合いのようであるともいえます。企業に対して自分の「価値観」をしっかりとアピールすることで長い目で見て上手くいく企業、ずっと付き合っていける企業と出会うことができます。その「価値観」をしっかりアピールできる箇所が「将来の夢」なのです。

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