自動車業界の志望動機の書き方|文系/理系別の例文・注意点

自動車業界の志望動機の書き方

トヨタ、ホンダ、日産など世界に名だたる大企業が集まる自動車業界は就活生に最も人気のある業界の一つです。人気が集中する業界だからこそエントリーシートの志望動機の段階からライバルに差をつけたいものです。そんな自動車業界の志望動機の書き方についてご紹介します。

自動車業界のみならず、エントリーシートの志望動機は以下のフローチャートに沿って展開すると書きやすくまた、説得力のあるものとなります。

①自動車業界志望の理由(結論)

②自身が自動車業界に興味を持ったきっかけ

③自動車業界の中でも応募先企業を志望する理由

④入社したら何をしたいか、自身の専門分野における強みなど

まず始めに結論である自動車業界を志望する理由を述べます。就活で提出するエントリーシート・履歴書の欄は大抵、結論を始めに持ってくる書き方がスタンダードです。そして次に自動車業界に興味を持ったきっかけを述べ、その中でも応募先企業になぜ志望するのかを述べます。最後に、入社後にしたいことや自分のスキルの中で入社後に役立つものをPRすることで自身の入社への意気込みをアピールして締めくくります。

自動車業界の志望動機の例文

自動車業界の志望動機について実際に例文で見てみましょう。①文系学生が書く場合②理系学生が書く場合、の2パターンに分けてご紹介します。

1:文系学生が書く場合の例文

例文①

私は大学で経営学を専攻し、貴社を始めとする自動車業界の研究を行いました。工程の上流から下流までに多くの異業種の人材・部品が関わり、日々最先端のテクノロジーを取り入れて成長を続ける自動車業界は集約型産業の理想的なモデルです。中でも貴社は新技術を模索するための研究所や社内ベンチャーの設置に最も熱心に取り組んでいます。

また、貴社がAIと従来の自動車産業を融合していく流れの中で先端にいることは、大手半導体メーカーと合同で国内企業で初のAIベンチャーを立ち上げたことからも明らかです。私はAIの産業への影響とそれが企業の経営に与える効果について研究しました。貴社のようにAI技術を自ら切り開き、自社産業に活かす企業でこそ、私が大学で学んだことを活かすことができます。

AI黎明時代の産業構造形成に参画することが私の夢であり、AIの影響を最も濃く受ける自動車業界の中で最もAI技術を受け入れる体制である貴社で働くことでこそ私の夢は叶うと確信しております。私が入社できました暁には、大学で学んだAI時代の経営学、社会学の知見と情熱を以って全力で働かせていただく所存です。」

例文②

貴社を筆頭に日本の自動車産業は技術、ブランド力ともに世界の自動車産業を牽引する存在です。先進国だけでなく新興国においても「ジャパンブランド」の車への認知が一般的なものとなったのが現状です。

しかし、日本車の高性能やコスパの良さ、故障しにくさといった長所が裏目に出てアラブ、アフリカといった地域では盗難された日本車が広く普及する事態となってしまっています。私が大学で参加しているNGO活動で訪れたアフリカの街中を走っている日本車の大半は盗難車でした。日本車を必要とする地域は車を正規品で購入する経済力が無いですし、企業はそもそも市場価値が無い地域にはマーケティングしないものです。

このジレンマを解消する仕事をしたいというのが私の望みです。日本の自動車業界の中でも海外拠点を数多く持ち、またコンペ形式で社員の提言を採用する社風の貴社ならば私の望む仕事が出来と思い志望させていただきます。貴社に入社することが出来ましたら、与えられた業務をこなす中で自動車産業のあり方を実地で学び、夢の実現のために活かしていくつもりです。」

例文③

「私は、父がエンジニアとして貴社に勤務していたこともあり幼い頃より車は身近な存在でした。どのような学部に行ったとしても就職先は自動車産業であったと思います。私は大学の経済学部でマーケティングについて学びましたが、講義に出てくる概念、マーケティング技術などを考えるときには必ず車を例にして考えるようにしてきました。

近年、若者世代の車への出費が減少傾向にあることが問題となっています。私は自動車は単なる移動手段ではなく、家族をまとめる道具でもありまた移動に制限がない自由の象徴でもあると考えております。大好きな自動車を再び復権させる、それも単なる売上ではなく精神的な意味で、というのが私の夢です。自動車業界の中でも貴社の理念である「人生の一部を創り出す」であり、また貴社のクライアントにとって特別な存在としての自動車づくりを模索する姿勢は広く知られています。

貴社の理念や社風は私の夢と方向性を同じくするものですので、是非とも貴社で全力を尽くしたいと思っております。貴社に入社することが出来ましたら、与えられた業務に全力で取り組み、自動車づくりと社会のあり方についての知見を深め、夢の実現に邁進する所存です。」

例文④

「私は大学で人間と自動車のあり方について社会学の立場から研究しました。人間が作り出すものの中でも自動車はIT機器と並び、最も社会を構成し、かつ社会に影響を及ぼすものです。自動車が登場してから100年余りが経ちますが自動車を構成する技術は飛躍的に進歩し、今なお自動運転技術や電気自動車など新たな技術が組み込まれようとしています。

しかし、自動車の根本的な構造や社会での役割といったものはあまり変化していないように私は思います。50年前の人びとが21世紀の自動車が空を飛ぶ様を空想したように、自動車の概念を根本から変えるような仕事をしたいと思い自動車業界を志望しました。貴社は自動車業界の中でもイノベーション溢れる製品開発だけでなく、製品開発会議に営業企画からエンジニアまで各部門の代表全員が参加し、開発チームも部門の垣根を超えて幅広く募る開発重視の姿勢で知られています。

開発に熱心な貴社でこそ私の知見も広がり、夢の実現につながると思います。貴社に入社することが出来ましたら、自動車開発の研究現場から発売現場まで自動車業界の裏表全てを学び尽くしていくつもりです。」

2:理系学生が書く場合の例文

例文①

「私は大学でプラチナ触媒、パラジウム触媒といった金属触媒について専門的に学びました。自動車は現代社会に生きる上で必要不可欠なものですが、地球環境へ負荷を与えない自動車づくりも同時に求められています。地球環境に配慮する方法としては第一に排ガスへの対策が挙げられますが、プラチナやパラジウムといった高価な金属触媒無しでは開発が難しいのが現状です。

高価であるがゆえに開発コスト、実装コストがかかってしまい規定値以上の処理能力をもつモデルが出来てもコスト面から実用化されないという問題を解決することが私の夢です。貴社は排ガス処理において世界最先端の技術を誇るだけでなく、工場からの排水処理や塗料の環境への負荷を考慮するなど最も環境との共生を模索する自動車企業であると私は思います。

貴社でこそ、私が大学で学んだ金属触媒の実用化に取り組める場所だと思っております。私が貴社に入社できました暁には、環境負荷を極限まで失くしつつコスト面でも十分に実装可能なモデルの実用化のために邁進する所存です。」

例文②

「私は大学で人工知能について学びました。ここ数年、AIの実用化に関する議論が活発化し、自動車業界においても自動運転の実用化に各社取り組んでいるのが現状です。

私が専門的に学んだ遺伝的アルゴリズムを用いた深層学習モデルはさまざまな地形におけるシリンダーやサスペンションの制御に役立つ技術であると確信しておりますが、私が業界研究をした限りでは自動運転の研究でまだどこの企業も着目していないようです。

私の夢は自分の作った人工知能が搭載された自動車が実用化されることですが、自動運転についての研究に最も熱心な貴社ならば思う存分、研究を進めることが出来ると思っております。貴社に入社することが出来ましたら、私の学んだ人工知能についての全てを尽くして、貴社の世界初の自動運転実用車の開発に貢献させていただきます。」

例文③

「自動運転やレーダー搭載の自動停止などの技術開発に携わり、交通事故そのものを無くすことが私の夢です。この夢の実現のために大学では電気制御について専門的に学びました。自動車の日常用途に必要なスペックについては20世紀後半である程度の水準に達したのでテクノロジーの進歩が今後用いられるのは自動運転などAI技術に関連する分野がメインとなると思われます。

しかし、真に解決すべき問題は交通事故だと私は思います。乗員の安全対策に業界で最も力を入れている貴社ならば、交通事故防止のためのAI技術の研究をするのにもってこいの場であると思います。

また、貴社の推進する研究員の現場研修制度も現実に根ざした研究を創り出すもので、私の理想とするところのものです。貴社に入社することが出来ましたら、全身全霊で自動車づくりの現場とニーズを学び、安全対策の向上に取り組むつもりです。」

例文④

「私の趣味はF1やルマングランプリなどの自動車レースを見ることです。初めはレースカーの純粋な速さやデザイン、レース特有の高揚感に惹かれていたのですが、やがて企業が持つ技術の粋を集めたレースカーの製造に携わることが私の夢になっていました。

大学ではエンジンについて専門的に学び、学業以外ではレースカーの専門書・専門誌を購入してエンジン以外の専門知識も身につけました。国内企業の中でも貴社はレースのノウハウが蓄積されていることで知られています。また、貴社の開発部で年に1回実施されているエンジン設計コンテストは、若手エンジニアのアイデアが採用されるチャンスということで貴社の合理性、革新性の現れでもあります。

これらのことからレースカー開発に携わるには貴社を置いて他はないと私は思っております。入社することが出来ましたら、エンジンスペックの限界値を更新すべく全力で取り組んでいくつもりです。」

自動車業界の志望動機を書く時の注意点

自動車業界の志望動機を書く時の注意点は次のようになります。

①具体的なエピソードを盛り込むことで説得力を増す

「社会に貢献する仕事がしたい」「確かなモノづくりに携わりたい」といった文言をよく見ますが、抽象的な文章だけでは説得力がありません。自動車業界や応募先企業への熱意をアピールするためには、自動車業界や企業を目指すきっかけ、自動車業界を選ぶ理由、数ある自動車業界の企業の中で応募先企業を選ぶ理由などについて具体的な理由やエピソードを持ち出すことで説得力ある志望動機となります。

②応募先企業固有の取り組み、技術、理念に着目する

他の業界と比較しても国内自動車業界は規模的にはトヨタが頭一つ抜きん出ているとはいえ、各社高レベルな技術力でありまたブランド力、社会貢献性も軒並み高い業界であり成熟した段階の市場となっています。

従ってただ「自動運転技術の研究に優れている貴社の〜」「環境へ配慮したエンジンに憧れた」「企業の社会的責任をしっかり自覚したボランティア活動」など書いた所でトヨタ、ホンダ、日産…皆に当てはまってしまい応募先企業に対するアピールは弱いものです。

ですので応募先企業の固有の技術や取り組み、理念を書くことで初めて応募先企業への熱意を示したことになると言ってもいいのです。

③自分の価値観、ビジョンと応募先企業が合致していることを示す

就活の軸を考える過程で自身の仕事に対する価値観が分かったかと思います。また業界研究、企業研究を通じて自動車業界の現状や今後、自動車業界内における応募先企業の立場や成長性といったもの片鱗が見えるようになっているでしょう。これらの価値観やビジョンを応募先企業が満たしていることを志望動機の中でアピールしましょう。

④自身の将来の夢ややりたいこと、実現したいことが応募先企業だからこそ出来るのだとアピールする

仕事をする上での価値観とはまた別に、自身の将来の夢ややりたいこと、実現したいことが出来るのは応募先企業だけだとアピールすれば、自動車業界の中でも応募先企業でなければダメだということに説得力が加わります。

⑤自身の強み、学識、能力・スキルなどが活かせる、企業の役に立つとアピールする

ただ入社への意気込みを書くのではなく、自分が入社することで企業にとってどんなメリットがあるかを書きましょう。「自己PR」や「あなたの性格」といった欄ともかぶるかもしれませんがアグレッシブに自身を売り込む姿勢で応募先企業への熱意を示す必要があります。

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