就活面接にはリュックで行っていいのか|男女別就活バッグのマナー

就活の面接にリュックはOK?

スーツにリュックを背負う社会人男性が増えていることもあり、就活をリュックで行おうと考えている学生も多いのではないでしょうか。確かにリュックは容量や機能性などの観点から見ても便利なアイテムです。

ただし、残念なことに、就活の面接ではスーツ+リュックのスタイルはNGとなっています。では、なぜ面接でリュックがNGなのか詳しく見ていきましょう。

就活の面接にリュックがNGな理由

面接のマナーとして相応しくない

自己紹介や自分の長所・短所、そして学生時代に頑張ったことなどの自己PRも大切ですが、それと同じくらい大きなウェイトを占めるのが第一印象です。第一印象を与えるものとしては以下の3点が挙げられます。

入退出のマナー

ノック、初めの挨拶、ドアの閉め方、着席前挨拶、着席、退出と項目が多いのが入退出のマナーになります。とくに入室から着席までの行動は第一印象の中でも大きな要素を占めますので注意が必要です。

服装やメイクなど身だしなみのマナー

服装や髪が面接に相応しいものかどうか、清潔感があるかどうかが見られます。女性の場合はコンサバなメイクが必要になります。盛りすぎのメイク、まったくのノーメイクはいけません。

持ち物のマナー

携帯電話、バッグ、筆記用具とそれぞれにマナーが存在します。持ち物に関しては後半で説明していますので、詳しくはそちらを参考にしてください。

ポイントは面接官の多くがこういった項目をすべて減点方式で判断しているということです。例えば、最初の入室時にNGマナーをしでかしてしまった場合、面接はマイナスからのスタートとなります。もちろん、その後の自己PRや志望動機で挽回するチャンスもたくさん存在しますが、最初から不利になってしまうことは否めません。

ビジネスのシーンではビジネス用のバッグを使用するというのが一般的なマナーです。スーツが必要とされるようにバッグもそれに応じたものが必要とされます。スーツにリュックというスタイルの社会人が多いのは間違いなく、リュックもスーツに合うデザインのものが増えているのかもしれませんが、基本的にリュックはビジネスの場に相応しいものとは見られていません。

面接官に「ルールを守れない/守らない人」と思われて減点されないためにも、面接にリュックは使用しないようにしましょう。また、第一印象が重要だからといって、スーツをおしゃれに着こなしたり、バッグをあえてリュックに変えることで他の学生との差別化を図ったりという狙いは逆効果になりますので注意してください。

アパレル業界などの面接ではそういった個性を求められることもあるかもしれませんが、それはあくまで別のケースです。一般的な面接の場ではおしゃれでかっこよくても第一印象がアップすることはありません。おしゃれを求めるのではなく、ビジネスマナーとして相応しい格好をするのが義務になります。「斬新」「個性的」と思われるような要素は排除して面接に臨むことが求められるのです。

スーツにシワがついてしまう

これも第一印象に関係することですが、スーツスタイルはリュックを背負うことを前提に作られた様式ではありません。リュックを背負うことで、スーツの上着がシワになってしまう可能性が考えられます。

「服装やメイクなど身だしなみのマナー」の項目でも述べた通り、面接官は清潔感という観点でも学生を判断します。シワや糸くずがついているといった気を遣うことができていない様は清潔感がないと見られやはり減点の対象となりますので、シワの原因となるリュックは初めから使わない方が得策と言えます。

たかがシワだと思われるかもしれませんが、されどシワです。もちろんリュックを使用していなくてもシワがつくことはありますので、スーツにシワがないか、または汚れなどがないかをチェックして面接に臨んでください。

就活の面接にリュックで行くと落ちる?

面接にリュックで来たからといって即不採用にはなりません。

ただし、これまでにも述べてきた通り、面接官は入室の段階からビジネスマナーを細かく見て学生を判断します。リュックを始めとする様々なポイントでNGマナーを連発すれば大量に減点され、採用される確率は大きく下がってしまうでしょう。

また面接官には、一気にたくさんの志望者と会わなければならない上に、学生の自己PRや志望動機が似通ってくることもあって、短時間の面接だけで結果に差をつけることがどうしても難しくなってしまうという事情があります。そのためマナー面を特に重視して判断し、その結果をもとに合否を決めるという方式を採用している企業も少なくありません。

つまり、面接に合格するには自己PRや志望動機といった対策をしっかり行うだけではなく、マナーで減点されないようにすることが大切になるのです。大学受験の合否判定と同じように、面接の合否も紙一重と言われています。面接官は学生全員を合格させるわけにはいきませんからどこかに合否の境界線を設けて学生を合格者と不合格者に分けなければなりません。

つまり、境界線の前後にいる合格者と不合格者の差はわずか1ポイントということも十分に起こり得るということです。その1ポイントがリュックによる減点だとしたら? これは学生にとって大変にもったいない話です。面接に受かるために、落ちないためのマナー対策をしっかりと講じてください。

では、理想的なマナーとは何なのか説明します。それは、社員として顧客の前に出ても恥ずかしくないような振る舞いをするということです。面接は「御社の社員としてきちんとした振る舞いができます」というアピールの場として有効活用しましょう。

就活の面接に持っていくのに適切なバッグ

では次に、就活にはどのようなバッグが最適なのか見てみましょう。もちろん考え方はこれまで説明してきたポイントと同じになります。おしゃれかどうかではなく、ビジネスマナーとして相応しいかどうかでバッグを選ぶということです。

デザインの選び方

デザインに関しては、答えは1つしかありません。「ビジネスバッグ」で、色は「黒」、柄は「無地」です。当然男女でデザインが変わりますので、男女別で見ていきます。

男性の就活バッグ

男性のビジネスバッグにデザインの差はありません。シンプルな黒無地のものを選ぶ以外に選択肢はないといったところです。

レザー素材のビジネスバッグもありますが、バッグにおいてレザー素材は高級品のイメージがありますので、学生は避けた方が無難です。素材で言えば、ナイロンやポリエステルといった軽くて丈夫な素材が相応しいと言えるでしょう。

また派手な柄や高級ブランド品も避けるべきです。例えば柄にしてもどのくらいの柄まで許されるのかは難しい問題になりますが、一般的には黒を基調としたシャドーストライプ程度なら問題ないとされています。

女性の就活バッグ

女性の場合は男性と比べると少しだけデザインの幅が広がります。

黒の無地が基本というのは男性と同じですが、肩に掛けられるビジネストートバッグが主流となります。そしてストライプ程度の柄やレザー素材は許容範囲となりますので、あとは華美要素の強いブランド物さえ避ければ問題ありません。

機能面での選び方

機能面で重要になるポイントは2点です。

自立すること

面接だけではなく説明会やOB訪問など就活のシーンは様々で、バッグを地面に置く回数も多くなります。

置き方なんてどうでもいいと思われる方もいるかもしれませんが、特に面接ではそこまでしっかりと見られますので注意してください。床に横倒しで置く、隣の空いている椅子の上に置く、膝の上に置くなど、これらはすべてNGです。バッグは自分が座っている椅子の足元に立てて置かなければなりません。これが自立するバッグを選ばなければならない理由です。

A4ファイルが入ること

就活の持ち物でメインとなるのは、エントリーシート、説明会資料、ノートパソコンなどが挙げられますが、A4の書類を折り曲げずに入れられることが就活バッグの最低限の条件となります。ただし、最近のビジネスバッグはほとんどがA4サイズとなっていますので、そこまで心配する必要はないかもしれません。

その他のチェックポイント

デザインや機能面での要点は以上になりますが、それ以外のポイントについてもいくつか言及しておきます。

・撥水加工がしてあるもの
・折りたたみ傘が入るもの
・底に鋲が付いているもの

以上のような機能もあると便利かもしれません。

また価格ですが、当然ながら高価なものは必要ありません。5,000円以下のビジネスバッグで十分です。少しだけ品質にこだわるのであれば、スーツ大手量販店で販売されている1万円以下のビジネスバッグがおすすめです。

私服面接でもリュックはNG?

私服面接とは何か?

まず私服面接の定義をまとめてみましょう。

私服面接というのは男性ならばジャケット・ワイシャツ(もしくはTシャツ)・スラックス、女性ならばジャケット・ブラウス・スカート(もしくはパンツスタイル)という組み合わせの「ビジネスカジュアル」のことを指します。普段の学校やコンビニに行く時のような服装のことではありません。

ラフなジーンズ、派手すぎるシャツやスカートなどはNGです。ただし、服装の色味が全体的に暗いと少しネガティブなイメージになってしまいますので、どこか1点に明るくヴィヴィッドな色味を加えて調整してください。

私服面接を行う理由

企業側が私服面接を行う理由は様々です。特に意味はなく単純に素の状態で来て欲しいということもあれば、ビジネスカジュアルのセレクトができるかどうかを判断される場合もあります。そして私服面接を行うやり方も2通りに別れるのが一般的です。

スーツ以外の私服で来るように求められたとき

これはスーツを着ていってはいけないパターンです。求めているのはビジネスカジュアルですので、その指示にきちんと従ってください。

私服可と書かれているとき

私服でもスーツでも問題はありません。ただし、このときも私服とはビジネスカジュアルを意味します。

私服面接でリュックはOK?

OKではありません。極力リュックの使用は避けた方が無難です。

前述した通り、私服面接とはジャケットを基本としたビジネスカジュアルのことです。ジャケットにリュックは合わせないのが一般的なマナーになります。ビジネスバッグやブリーフケース、もしくはショルダーバッグを使うようにしましょう。もちろんこれも黒無地のシンプルなものが良しとされます。

その企業に勤めている社員の方がスーツ+リュックというスタイルで通勤していたとしても、決してそれに引っ張られてはいけません。どうしてもリュックを使いたいのであれば、入社して働き始めてから先輩たちの様子や話を聞いて使うかどうか判断しましょう。

リュックの種類によっては使える

就活でも使えるリュックなら3way

就活の面接でのリュックの使用はNGですが、3wayと呼ばれるバッグなら使用しても問題ありません。

3wayとは1つのバッグで3通りの使い方が出来るように設計されたバッグのことです。基本はリュックですが、横にすればビジネスバッグに変わり、さらにストラップをつければショルダーバッグとして使えるという特徴があります。就活や面接、そして就職した後でもプライベート兼用で使うことができるので、わざわざ就活用にビジネスバッグを買いたくないという方はこの3wayを検討するといいでしょう。

3wayを使用するときの注意点

面接ではリュックとして使わない

当たり前ですが、面接でリュックとして使ってしまったら元も子もありません。面接が終わり、会社から外に出た後はリュックにしてスーツの上から背負ってしまっても問題ありませんが、面接前はあくまでビジネスバッグとして使用し、スーツにシワがつかないように気をつけましょう。

面接中も自分が座っている足元にしっかりと立たせておくことが大事です。ですので面接でも使える3wayを購入する際には、ビジネスバッグとしてしっかりと自立するものを選んでください。

デザインは出来るだけシンプルなものを

バッグ業界の各メーカーから様々なデザイン・機能性を持った3wayが発売されていますが、カジュアル性の高いアイテムは避けた方が無難です。またやたらデザイン性が高いものやレザー素材のものも選ばない方がいいでしょう。就活や面接を意識するのであれば、やはり色は黒の一択で柄は無地となります。

就活の面接でリュック以外の持ち物で気をつけるべきこと

就活の面接に持っていかなくてはいけないものはそこまで多くはありません。

・提出した履歴書またはエントリーシートのコピー
・筆記用具
・ハンカチ、テイッシュ
・スマホ、携帯電話
・財布

面接に臨むにあたって、企業の方から特に何か持って来るように指定されていなければ、以上の5点と自分の必需品くらいでいいでしょう。

履歴書またはエントリーシートのコピー

履歴書を持参するよう指示があれば、提出用の履歴書を買いて持って行く必要があります。ただし、一度郵送などをして提出しているのであれば再び提出する必要はありませんが、提出したもののコピーは必ず持って行って面接の直前に見直すようにしましょう。

何を書いたか忘れてしまうこともありますので、そのためにコピーはしっかりと取っておきます。きちんと管理ができるのであれば携帯電話やスマホのカメラで撮影しても構いません。この場合も面接の前に確認できるようにしておいてください。

筆記用具

手帳、ノート、ペンなどを持たずに面接に臨んではいけません。やる気がないように映りますし、連絡事項などの大事なことをメモに取らない人は面接官にいい印象を持たれません。ありあわせの紙にメモしたり、スマホの機能を用いてメモしたりすると減点になるので注意してください。面接官はそういったところまでしっかりと見ています。

ハンカチ・ティッシュ

思ってる以上に体力を使うのが面接です。緊張すれば夏場でなくても汗をかきますので、ハンカチでしっかり汗を拭って面接に臨みましょう。また思わぬアクシデントが起こるかもしれませんので、ハンカチ・ティッシュは必ず携帯してください。

雨の日はハンカチだけではなく小さめのタオルがあるとさらにいいかもしれません。雨の中を歩いたら革靴がかなり汚れますので、面接前にはティッシュで靴の汚れを落としましょう。足元には必ず注意を払うことです。

折りたたみ傘

面接後であるならば少しくらい雨に濡れてもどうってことはありませんが、面接前に急に雨に降られてしまうと厄介です。雨の予報がなくても雨は急に降るものです。髪もスーツも濡れてしまえば、いいことなんて何もありません。ずぶ濡れで面接会場に入れば、危機管理のできない人と判断されてしまっても仕方ないでしょう。そうならないためにも折りたたみ傘は常にバッグの中に用意しておきましょう。

腕時計

腕時計をしている、していないで減点されることはありませんが、面接官は腕時計の有無もチェックしています。人は時計をしている人間に対して、時間を守れる人、スマホで時間を確認するといったマナー違反をしない人というイメージを抱くようです。ただし、面接の場合プラスに評価されるのは、スーツやビジネスに相応しい落ち着いた時計をしている人です。

スマホ・携帯電話

スマホや携帯電話は必須アイテムですので、面接にも当然必要になります。道に迷った時や遅刻しそうという時は企業に早めに連絡を入れるようにしましょう。

また面接時、テーブルの上にスマホや携帯電話を置く人がいますが、それはマナー違反です。マナーモードにして上着のポケットなどに入れていても、バイブ機能をオンにしているとバイブ音が響いてしまいますので、電源を切るか、バイブ機能が作動しないマナーモード(機内モード)にしておくことをおすすめします。

ストッキングの予備

これは女性限定ですが、ストッキングの予備は常備しておいてください。ストッキングは新品であっても破れる時は破れますし、破れたまま面接に臨めばいくら言い訳しても身だしなみで減点されます。面接までにある程度時間があればコンビニに寄って、替えのストッキングを購入することができますが、面接の時は意外と時間に余裕がないものです。あらかじめ用意しておくことに越したことはありません。

面接の前には必ず鏡を見て、髪型やメイクをチェックしましょう。面接会場にたどり着くまでには何本かの電車を乗り継ぎ、結構な距離を歩くこともあります。ハンカチで汗を抑えながら、櫛があれば櫛で髪を整え、女性なら軽くメイクを直して面接に臨んでください。身だしなみの部類はしっかり注意を払うことで減点をほぼゼロにすることも可能です。

そもそもスーツにリュックってどうなの?

これまでは就活でリュックを使うケースについて見てきましたが、そもそもスーツにリュックというスタイル自体どうなのか最後に考えてみましょう。

普通に街を歩いていても、電車に乗っていてもスーツにリュックを背負っている社会人の方を見かけるようになりました。通勤に自転車を使っている社会人の方々もそのほとんどがリュックスタイルになっています。

さて、このスーツにリュックというスタイルですが、もともとは海外のおしゃれなビジネスマンが自転車に乗って街中を颯爽と走る姿や、メンズのかっこいいファッションモデルがスーツにリュックというスタイルでポーズを取ったりしている姿が、ファッションスナップとして掲載されたことがきっかけとなっています。

それは世界中に発信され、当然日本でも人気となって、ビジネスマンであってもスーツにリュックを背負うという人種を増加させたのです。スーツにコートではなくて、スーツにダウンやダウンベストを着るというのも海外のスナップから流行が始まりましたが、スーツにリュックもそれと同じようなものと言うことができます。

ただし、、このスーツにリュックというスタイルにはもちろん様々な意見があります。OK派とNG派、それぞれの意見をまとめてみました。

OK派

・内勤の人なら何も問題はない
・リュックでおしゃれをしたり、変化を付けるのもあり
・アクティブな人に見えるからいいのではないか
・自転車に乗って通勤する人は安全のためにもリュックにすべき

NG派

・スーツにリュックは絶対に合わない
・ビジネスマナーとして相応しくない
・本当にスタイルのいい人じゃないとかっこよく見えない
・スーツがシワになっているのでやめた方がいいのではないか
・経験値の少ない大学生かと思ってしまう

総合的に見ると、OK派:NG派の割合はおおむね30%:70%前後を推移しており、スーツにリュックはありと考える人はまだまだ少数派のようです。ただし、さらに厳しいのが50代以上の方で、スーツにはビジネスバッグ以外認めないという方がほとんどになっています。

スーツにリュックはありかなしかという問題は社会人という枠組みで考えるのであればなかなか難しい問題で、上記のように様々な意見へと繋がっていきますが、社会や会社での規定がないのであれば個人の自由と言えるかもしれません。

ただし、忘れてはいけないことは、スーツにリュックというスタイルの社会人であっても状況に応じて使い分けているということです。スーツにリュックで出勤するのはあくまで社外の人間に会わない内勤のときのみであり、客先への訪問といった重要な場ではほとんどの社会人がリュックを使わずビジネスバッグを使用しています。

学生の皆さんも先輩たちの一部の姿だけを見て判断するのではなく、ビジネスマナーを考えて判断するようにしてください。

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