就活の面接で「最後に一言」の答え方|聞かれた時の対処法と注意点

就活の面接で「最後に一言」と言われたとき、どう答える?

企業から内定を勝ち取るまでの過程には、書類選考、面接、筆記試験など、その過程には多くの至難が待ち受けています。その中でも、面接は面接者により内容が変わることや発言内容から流れで聞かれることも珍しくありません。

書類選考は、準備期間がありますし筆記試験もそれなりに対策出来るものです。しかし、面接はざっくりにしか準備できない分、不安を感じる方も少なくないでしょう。しかし、面接は企業や面接官により内容に差が出ますが、ある程度書類などのように準備ができます。

質問内容には、必ず志望理由や自己PR、学生時代に頑張ったことを趣旨とした質問は聞かれるものです。よく聞かれる質問の中には、業界を問わず「最後に一言」と尋ねることが多いでしょう。面接が終わる流れの中で安心していると、最後に一言あるかと聞かれれば、返答に困るケースが多いです。

返答に困り、あたふたしてしまえば選考に影響してしまう可能性もありますし、うまく答えられなかったことで不安になるでしょう。そのようなことがないよう、こちらでは面接時の「最後に一言」と言われた時の回答例をご紹介します。

1:面接のお礼を言う場合の回答例

「最後に一言」という言葉からも分かるように、企業側は面接を締める役割として使っている場合があります。最後の一言として返す言葉はたくさんありますが、企業が面接を終わらせる流れで聞いている雰囲気であるならば感謝の気持ちを伝えると効果的です。

面接に限らず、スピーチなどの締めの言葉としても、感謝は聞き手に伝えるものです。また、感謝の意を示してもらえると相手も嫌な気分はしないはずです。簡単に「本日はありがとうございました。」と伝えることも良いでしょう。

それでは少し短すぎると感じる場合には、「本日は貴重なお時間をありがとうございました。」と丁寧な表現にしてみたり、自身の心情等を入れても良いかもしれません。例えば、「面接の際は常に笑顔でお話を聞いて下さり、とても素直な気持ちで面接に臨めました。心遣いありがとうございました。」と伝えることも最後の一言として良いでしょう。

ただ、忘れてはならないことは、長くなりすぎないことです。いくら感謝を伝えたいとはいえ、長々と話されては聞いてる方は疲れてしまいます。また、次の面接予定者が待っている可能性もあります。集団面接の際には、他の選考者の発言を考慮し一言で終わらせるか、もう一言だけ添えるかなど調整することも大切になります。個人面接・集団面接のどちらであっても、最後に一言の返事として感謝を相手に伝える際には、30秒より長くならないように気を付けましょう。

2:最後に自分をアピールする場合の回答例

面接が長時間に渡る場合と、驚くほど短い時間で終わってしまうという場合もあります。面接が長いと、企業が学生に質問したことはある程度聞き終えているケースが多いものです。しかし、短い場合には先行者の印象を見ているだけのことあります。

また、大手企業ですと応募者が多いこともあり面接時間を長く避けないこともあります。面接時間が短い場合は特に、自身をアピールできたと実感できないことも多々あるものです。そのような際には、最後の一言でアピールできなかったことや志望の熱意を伝えることも良いでしょう。

最後に自分をアピールすることで、企業側に印象付ける効果もあります。面接の最後に自己アピールや熱意を相手に伝える際には、ただただ自己や熱意をアピールするのではなく、最低限それをどうその会社で活かすことができるかについて触れましょう。

私はこんなスキルがある、この会社のここが好きだと主張するだけでは企業側は大きな関心を持てないことが多いです。なぜなら、そのような学生が多いからです。その一歩先を進み、自分自身を覚えてもらいたいという心があるならば、そのスキルや熱意を入社後にどう生かすかを伝えましょう。

例として「私はTOIEC700点を持っていることが強みです。」と最後に話すよりも「私はTOIEC300点から700点まで伸ばした経験があります。このチャレンジ精神を活かし、行く行くは御社の海外事業を引っ張っていくリーダーとなります。」ということで深みのある面接時の最後の一言となることが分かります。

この場合は、企業への最後のアピール時間となります。ただただアピールするのではなく、それを活かし仕事を遂行できるという点に触れることがポイントとなります。

3:聞いていない質問をする場合の回答例

面接の中で、就業条件や募集職種に就いての説明がされる場合もあります。また、会社概要を調べた過程で企業ホームページではわからないことも出てくるものです。このように尋ねたい事柄がある場合には、面接時の最後の一言で質問することも可能です。

最近では、就業時間について確認することや育児休暇などの取得率について質問する方が増えているようです。質問事項があり質問したい場合には、「~について教えていただけますか?」と率直に伝えてみましょう。企業側は、真剣に入社後のことを考えていると感じ取ってくれます。

また、基本的に分からないことを質問することはだめなことではなりませんし、それを不快に思う企業はないはずです。しかし、企業調べで分かるレベルの内容を尋ねると、企業調べが浅いと思われることがほとんどです。会社内容に関することは聞かないことが無難です。後日、自身で再度調べ分からない場合は、企業へ問い合わせをしてみても良いかもしれません。

就活の面接で「最後に一言」と聞かれなかったときの対処法

初めに、面接内容は面接官や企業により内容が変わってくるとお伝えしました。この面接での「最後に一言」という質問は必ず聞かれるとは限りません。聞かれなかったからと言って心配する必要は全くありません。

しかし、面接時に最後の一言を聞かれなかった場合には、面接慣れしていないと心配になるものです。特に、アピールしたいことや言い残したり聞き残したことがある場合には「最後の一言」を言いたいものです。

感謝を伝えたいときには、退出時に一言伝えることもできます。また最後の一言を聞かれなくても、「最後に質問はありますか?」と最後の一言に変わる質問があることもあります。その質問時に伝えることも良いでしょう。その質問さえない場合には、自主的に伝えてみるのも一つの手です。

しかし、自主的に伝える際には、長くても30秒までには伝えきることが大切です。面接の流れを一度自身で断ち切るわけですから、相手の予定に影響がない程度に伝えることがマナーです。

はじめにお伝えしたように、最後に一言という質問がなくても焦る必要はありません。面接の時間設定などで、わざとその質問がないことも考えられます。相手の流れを変えてでも伝えたいことや確認したい場合を除いて、面接の流れを変えることは望ましくはないでしょう。無理に伝えたことで、選考結果に影響があるかもしれません。それを踏まえたうえで相手に伝えましょう。

就活の面接における「最後に一言」の重要性

終わりよければすべてよしという言葉があるように、面接の最後の言葉は印象に残るものです。仮に、面接に手ごたえを感じなくても最後の最後でどんでん返しがあることもあります。逆に、そこまでの面接では手ごたえがあったとしても最後の最後であまり良くない印象を与えてしまうというケースもあります。

面接時の「最後に一言」という質問は、その面接内容を良くも悪くも変えてしまうことがあります。面接内容に、プラスの影響を及ぼすためにも自分がその時一番相手に何を伝えるべきなのかを考えましょう。感謝の意なのか、アピールすべきなのかなどを見極めることが大切です。

緊張していたりして思いつかないこともあるでしょう。そのような際には「本日はありがとうございました。」と一言感謝を告げるだけでも印象が変わります。また、自分のことだけではなく、面接官の雰囲気を読み取ることも必要です。終わる流れなのか、何か発言を求めている様子なのかは、面接の中で分かってくるものです。

終わる流れにしろ、発言を求める流れにしろ、相手に簡潔に伝えることが大切になります。面接では、最後の一言に限らず長い話は嫌われるものです。回答する内容は、できるだけ短く30秒以内で伝えきれる内容にしましょう。伝えきるだけではなく、相手が理解できる内容とすることを忘れないようにして下さい。

「最後に一言」とは面接の締めとなる重要なポイントです。最後まで気を抜かないよう慎重に返答しましょう。

面接官が「最後に一言」を聞く理由

一見、「最後に一言」と聞くと特に意味をなさないように思われがちです。しかし、企業側は深い意味なく聞くこともあるかもしれませんが、基本的には学生の対応力を見ています。ざっくりした質問ほど、人柄やコミュニケーション力が試されます。

基本的には、型にはまった質問である志望動機や自己PRなどを面接の軸として聞きます。その内容は準備されたものが多い傾向がありますが、最後に一言という質問は準備できないものです。企業は、学生がその場の雰囲気や流れに沿った回答を言おうとしているかを判断している可能性が高いです。

その場の雰囲気や流れを考慮できる人間なのかを見ていることで、入社後に社員やクライアントに失礼がないように対応できるのかを想定しているかもしれません。

まだ、学生ですので完璧な対応力やコミュニケーション力は求めていないはずです。回答に慎重になる必要はありますが、大切なのは自分の言いたいことをちゃんと整理することや、相手の状況を読み取ることです。それができれば、選考にプラスに働く最後の一言が生まれるでしょう。