企業選びの軸の見つけ方・決め方|200字/300字の例文

企業選びの軸を決める時の基準

就活は人生の一大イベントですからどんな企業に応募するか、すなわち「企業選び」が重要になってきます。企業選びの軸を決めるにあたり何を基準に決めたら良いのでしょうか?

そもそも「企業選びの軸」とは就職活動で企業を選ぶ際に、自身が何に重きを置いているかという判断基準です。自分がなぜその企業を選ぶのかという動機の基になっているもの、志望動機の基礎の部分だと言っても良いでしょう。

この企業選びの軸については人それぞれで、就活生によって全く異なると言えます。「企業選びの軸」の例としてよく挙げられるものをご紹介します。

①企業の制度に関するもの

・教育制度が充実している企業でスキルや経験を積みたい。
・社会貢献に力を入れている企業で働きたい
・評価制度が明快で働きやすい企業で働きたい
・裁量権を早いうちから持てる職場で仕事がしたい
・自分のアイデアを仕事に反映させやすい企業で働きたい

②企業の業務内容に関するもの

・専門性、自分の強みが活かせる仕事がしたい
・海外で働きたい
・国際市場を相手に働きたい
・成長市場で働きたい
・安定している企業、将来性のある企業で働きたい
・親が安心する規模の企業で働きたい
・面白い仕事がしたい、刺激的な仕事がしたい
・社会を一変させるような革新的な企業で働きたい

③自分自身の人生設計に関するもの

・独立支援制度があり、将来起業する足掛かりとなる企業で働きたい
・社内ベンチャー、企業発スタートアップなど社員の起業に好意的な企業で働きたい
・福利厚生の厚い企業で働きたい
・年収の目標値があり、それを達成したい
・産休、育休などの制度が整っているところで働きたい

④社風や人間関係に関するもの

・風通しの良い社風の企業で働きたい
・居心地の良い会社で働きたい
・多くの人と会いたい、多くの企業と知り合いたい
・優れた同僚と切磋琢磨できる環境で働きたい
・尊敬できる社長の下で働きたい
・自分が成長できる環境で働きたい

以上のような事柄を「企業選びの軸」として挙げる人が多いです。これらはみな各個人の価値観ですから、どれが優れている、劣っているというものではありません。世の中の大半の人にとって仕事は時間の上でも、周囲との関係性から見ても人生の半分近くを占める大事なものです。「自分は人生の中で何を重視するか」が「企業選びの軸」には反映されている、反映されていなくてはならないものなのです。したがって後述しますが、エントリーシートに「企業選びの軸」の欄を設け、それを通して就活生の人柄を見る企業も少なくありません。

また、先述の例を見ても分かることですが「企業選びの軸」を決定づける主なファクターとしては①自身の仕事への価値観②自身の興味③自身の能力、が挙げられるでしょう。これらが組み合わさって「企業選びの軸」を作り出しているのです。

企業選びの軸の見つけ方・決め方

まず、今この記事を読んでいる段階で、何社か回ってみたり、企業の資料を取り寄せた人は、「ここの企業で働きたい」と思った企業を何社かピックアップして見てください。複数業界・分野の企業を対象に考える時も業界・分野をまたいでピックアップして構いません。ピックアップし終えたら次にそれらの会社に共通する点を丁寧に見つけていきましょう。業界・分野が異なっていたとしても「人事評価が公正に行われる企業」「研究熱心な社風の企業」「社員教育に熱心な企業」「社会貢献で知られる企業」など共通する項目を見いだせるかと思います。この、「ここの企業で働きたい」と思った企業に共通する項目こそが「企業選びの軸」なのです。

もしこの記事を読んでいる段階でまだ資料や企業回りをしていないという人も同じ流れで「企業選びの軸」を決めて下さい。「企業選びの軸」なんて全く想像もつかないという人も、まだどこの企業の情報もない分、少しでも興味がある業界・分野の企業の資料になるべく多くあたってみて「自分が一番惹かれるポイント」がどこであるのかを探してみて下さい。

「企業選びの軸」は別に1つに絞る必要はありません。自分が重視する項目なのですから、複数あってかまいません。あまりに数が多くなりすぎる場合は絞る必要も出てきますが、エントリーシートの字数や面接時間などから考えると「企業選びの軸」は1〜4つぐらいがちょうど良いかと思われます。

エントリーシートの企業選びの軸の書き方

「企業選びの軸」が決定したところで実際にエントリーシートに書く際にどうすれば良いのかを考えてみます。

先述したように「企業選びの軸」は応募先企業の志望動機の元とも言える部分ですからまずは両者がリンクしている必要があります。「企業選びの軸」で挙げた項目が必ず志望動機に反映されているようにしましょう。

「企業選びの軸」を書くにあたってのフレームワークは以下のようになります。

①自分の「企業選びの軸」は〇〇である

②〇〇を重視する理由は〜だからである

エントリーシートの他の欄と異なり、「企業選びの軸」の欄に書くべき内容は単純です。「企業選びの軸」すなわち自身の「会社を選ぶ基準」とその理由を述べる、たったそれだけです。

エントリーシートの企業選びの軸の例

では早速、エントリーシートの「企業選びの軸」の例を見ていきましょう。制限字数200字、300字の2パターンに分けて紹介します。1つの軸ごとにどの程度理由を述べることができるかによって変わってきますが、200字以内ならば1〜2つ、300字以上だと2〜3つが書きやすい印象です。

1:200字で書く場合の例

例①

私の企業選びの軸は、「その企業で働く中で成長できるか」です。社会で生活を営むには仕事をして収入を得なければなりませんし、1日のうち、仕事をする時間は大体8〜10時間程度にはなりますから人生の中で仕事が占める割合は非常に大きなものです。人生の大部分を占める仕事をただ生活のためにこなすのでは無く、具体的なスキルや能力、人間力を向上させるものとして取り組みたいと私は思うため、それが可能な職場で働きたいです。

例②

私の企業選びの軸は「のびのびと働ける環境であるか」です。「のびのびと働く」と言ってもだらだら働いたり業務と給与のコストパフォーマンスが高いなどと言った意味ではありません。厳しいノルマを課してガチガチに硬直した職場ではなく、社員の自主性を尊重し、新たな取り組みにも積極的な職場、そのような環境でこそ人は自身や企業の置かれた状況を冷静に受け止めて行動することができると思いますし、それこそが「のびのびと働く」ことだと思うのです。

例③

私の企業選びの軸は「大学で学んだ専門知識を活かせるか」です。私は大学で学んだ専門知識を活かして社会のために役立つ仕事をしたいと思っております。私の専門知識を積極的に活かすことの出来る職場、すなわち研究熱心な社風で、研究設備やチームがしっかりと準備されており新入社員の段階から研究や現場に携わることのできる企業で私は働きたいと思います。

例④

私の企業選びの軸は「社会貢献をしているか」です。企業の目的は収益を上げ、構成要素である社員や株主で収益を分配することですが、人員的、経済的、あるいは顧客との関係性において企業は社会を構成する一部である以上、社会に対して責任を持ち社会の発展や幸福のために尽くす存在でなくてはならないと私は考えております。生きるために仕事をするのならば優れた商品開発などで社会から感謝されるような会社で働きたいと思います。

例⑤

私の企業選びの軸は「福利厚生がしっかりとしているか」です。私は大学の奨学金を返還しなければなりませんし、両親も定年退職したので今後は面倒を見ようと思っております。そのため同じ業種の企業でも少しでも金銭的に余裕がある企業の方が安心してしっかりと仕事に取り組むことができると思うからです。

例⑥

私が企業選びの軸としているのは「改革的な社風」です。大学入学後にスティーブ・ジョブズの伝記を読んだことで社会を一変させるような製品を作り出すことに憧れるようになり、必死に大学ではマーケティングを修めました。優れた同僚と切磋琢磨していく中で自分を高めていき、やがてはジョブズのような偉業を成し遂げようと思う私にとって何より大事なことは改革的な社風です。

2:300字で書く場合の例

例①

私が企業選びの軸としていることは「自分のアイデアを反映させやすい職場か」と「社員教育に熱心か」の2点です。私は大学時代、機械工学に熱心に取り組んだ中で湧き出したアイデアをいくつも持っています。それらのアイデアを形にすることを応援してくれる企業、すなわち製品開発の現場で、一エンジニアの発想が反映されやすい企業で働きたいと思います。また、社員教育に熱心な職場だと早く現場の空気に馴染むことができますし実践的なスキルや能力を得ることができますから、そういう企業で働くことで早く一人前のエンジニアとして自分のアイデアを製品化して世に出そうと思っております。

例②

私が企業選びの軸としていることは「業績の評価が明確であるか」と「風通しの良い社風」であるかという2点です。業績の評価が明確な企業では能力や実績次第で、役職や権限が与えられてタッチできる仕事の幅が広がります。ですので自身の取り組みを適切に評価してくれる企業で、自身の能力の限界を試してみたいと思っております。また、風通しの良い社風の企業だと、自分のアイデアや発案も上部に伝わりやすいでしょうし、現場とのフィードバックも容易いと思われますので自身の能力やスキルを磨くのに最適な環境だと思われるからです。

例③

私の企業選びの軸は「社会貢献をしている企業か」と「環境に配慮しているか」の2点です。大企業になればなるほど社会に対する責任は大きくなります。生活のために働くのならば、あぶく銭を追い求めるのではなく、社会に役立つ製品をつくり、人々を幸せにする仕事をしたいと思っていますので、それが可能な企業というのが第一条件です。また、私は大学で環境学を学んだことで企業について考える時、近現代の資本主義が自然環境に及ぼした悪影響を考えずにはいられません。ですので環境への配慮を忘れない生産体制や自主的な植林活動などに熱心な企業というのが第二条件となります。

例④

私の企業選びの軸は「社員同士の仲が良いか」と「自由な発想を発揮できる職場か」です。社員同士の仲が良くなければチームワークが機能不全となり職場の作業効率は落ちてしまいます。自分の仕事をこなし、スキルや能力を磨くのにふさわしい環境で働きたいので社員同士仲が良い企業を選びます。また、仕事の中で沸いた着想や発想を自由に会議で発案したり、形に出来る職場で働くことで能力やスキルやを日々磨いていきたいと思うので、社員ひとりひとりの意見を大切にする企業、意見が反映されやすい企業を選びます。

企業選びの軸を質問された時の回答例

エントリーシートに「企業選びの軸」の項目が無かったとしても面接で「企業選びの軸」を質問される場合があります。その場合の回答ですが、基本的には今まで述べてきた「『企業選びの軸』とその理由」というフレームワークに沿った回答で構いません。ただし口頭での回答となるため、エントリーシートに書く時よりも分かりやすく、面接官に伝わりやすいものでなければなりません。また、エントリーシートに書く場合の字数は200〜400字が一般的ですが、面接の場合だと字数ではもう少し長く表現する余裕があります。その分、初めに複数の「企業選びの軸」を述べた後で、個々の説明を行うというマッピング的な手法で分かりやすくすることが可能です。では面接で「企業選びの軸」を質問された時の解答例を以下に示します。

私の企業選びの軸は3点あり、「社会に役立つ製品を作っているか」、「研究熱心な社風か」、「業績が適切に評価されるか」という点に着目しています。1点目の「社会に役立つ製品を作っているか」というのは、社会の一員として将来自分の子供に胸を張って誇れるような製品を作って、世の中の役に立ちたいからです。2点目、「研究熱心な社風か」というのは大学で私が修めた物性工学の現実的な活用方法を私自身が現場で学びたいということに加えて、研究熱心な企業ほど企業競争力は高く安定した経営が可能と考えるからです。また、3点目「業績が適切に評価されるか」というのは、自身の仕事ぶりを適切に評価される方がモチベーションが上がりますし、出世して製品に自身のアイデアを盛り込む余地が増すものと考えるからです。以上3点、「社会に役立つ製品を作っているか」、「研究熱心な社風か」、「業績が適切に評価されるか」が私の企業選びの軸です。

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