継続力をアピールする時の自己PRの書き方・|採用側が見るポイント

継続力をアピールしたい時の自己PRの書き方

「大学で勉強と部活を両立させた」「学業の傍らアルバイトを頑張った」「小さいころからの稽古事を今も続けている」などエントリーシートで「継続力」をアピールしたい就活生は少なくないかと思います。「継続力」をアピールするための自己PRの書き方をご紹介します。

まず「継続力」をアピールするためには以下のフレームワークに従って自己PRを書くようにしましょう。

1.自分は「継続力」がある人間である

2.「継続力」をアピールできるエピソード

3.入社してから自分の「継続力」がどう役立つのか

まず結論である「自分は継続力がある人間です」から始まるのは就活のエントリーシートならではの明快な文章の書き方です。そして次に「継続力」についての具体的なエピソードを書きます。学業、部活やアルバイト、稽古事などの「継続した」ことを期間や取り組みが分かりやすいように簡潔に示します。

最後に入社への意気込みとして「自分が入社したら継続力をどう活かしていくか」を書きましょう。就活のための自己PRなのですから自分が「企業にとって採用したら利益をもたらす人材」であるとアピールする必要があります。

継続力をアピールしたい時の自己PRの例文

「継続力」をアピールする自己PRの例文を、
・学業
・部活
・アルバイト
・稽古事・習い事
の4タイプに分けてみていきたいと思います。

学業

私は「物事に取り組むにあたり、計画を立てその実行のために継続して全力を尽くし続けることのできる」人間です。勉学を例に挙げますと、私は小学校の頃から毎日帰宅後に欠かさずその日の復習を行っております。「その日のことはその日のうちに処理して、翌日に残さない」が私のモットーです。この習慣のおかげで高校や大学受験、大学の試験でも、試験直前に時間が足りなくなって窮するということはありませんでした。

大学では数か月おきにある試験のための内容を1日1日ごとに分割して頭に入れていくのですから労力はそこまでかかりませんし、試験前には余った時間を参考図書などを読むことに充てたりもしてさらに学識を深めることができました。私が入社できました暁には自身に割り当てられた業務や課題について計画的を立て、それを分割して毎日少しずつ取り組んでいくことで時間的にも質的にもしっかりと余裕のある仕事をしていく所存です。

私は「物事を成し遂げるまでは決してやめない」人間です。私は大学の卒論の題材に日本でもあまり知られていない哲学者の思想を選びました。きっかけは大学の講義で名前が出たからなのですが、いざ論文制作にとりかかってみるとあまりにも日本語で書かれた文献が少なすぎて途方にくれました。

まずは10冊足らずの日本語の専門書・関連書をすべて読み、そのあとで英語で書かれた専門書を読み進めました。英語が人並み以上にできるというわけでもないので辞書を片手に苦労しながら翻訳しました。不明な点などを大学の教授に聞いてみたり、日本で書かれた専門書の著者に自分の見解をぶつけてみたりもしました。こうして下手にマイナーな題材を選んでしまったがために他の人の2倍かそれ以上の時間がかかってしまいましたが、私の卒論は完成しました。

卒論発表会では専攻分野と視点のユニークさが評価されて学長表彰を受けることができました。また、ゼミの教授からも「初めに題材を聞いた時にはマイナーすぎて資料に困るだろうと思ったが君ならやれるだろうと思った」と言われました。もし私が貴社に入ることができましたら、貴社で働く中で課題や目標を自分で定めてそれに向かって全力を尽くしていく所存です。

部活

私は「目標達成のためならどんな工夫も努力も重ね続けられる」人間です。私は大学で弓道部に所属しました。私の大学は強豪校で部員の数は多く、私自身は大学までは未経験であったため最初の1年は弓を引くことに慣れることで精一杯で大会のレギュラーになることなど考えも及ばないレベルでした。2年次になってある程度、的に矢があたるようになってからは何としてもレギュラーになるべく自主的な練習に励むようになりました。

普段の正規練習の後で自主練習をするのですが1日100本も引くと腕がくたくたになり、手豆や関節痛も毎日のことでした。疲労で体力の限界が訪れた時には専門書を読んで正しいフォームやメンタルトレーニングについて勉強するようにしました。

こうして文字通り勉強以外の時間をすべて弓道に捧げるような生活を1年間続けた結果3年次にはレギュラーとして団体戦の重要なポジションを任されるまで成長することができました。貴社に入社することができましたら、部署の業務に慣れ実績を上げることができるようにどんな努力も工夫も積み重ねる所存です。

アルバイト

私は「大切な物事を両立し続けられる」人間です。私は奨学金を借りているため、学業の傍らアルバイトをする必要がありました。私は学習塾の講師を大学入学してから間もなく始めました。その学習塾は講師が担当するクラスの成績変動によって時給や担当クラスが決定されるシステムでした。

始めたばかりの頃は一番成績が低い高校生クラスの担当だったのですが、彼らの成績を1年間でどれだけ上げることができるか、日々の工夫を楽しみながら授業の準備をしました。成績が悪いということは中学校の授業内容の基礎が押さえられていないということだろうと思い、生徒にはモチベーション維持のために伏せながらも難関高校入試の問題を時折課題として与えるなどして基礎力の向上にこだわりました。

夏場まではまだ成果はあまりでなかったのですが、その頃にもなると担当生徒一人一人の分かっていない点や思考の癖などが分かってくるようになりより個人に合わせた授業や課題を作ることができるようになりました。こうして1年取り組んだ時点で私の担当してたクラスの平均点は塾の同学年全体の平均点よりも高くなったので、私の取り組みは正解であったと言えるでしょう。

その後、2年次からは進学クラスの担当もするようになりました。大学の自身の勉強がおろそかにならないように日々の講義の内容はその日のうちに定着させる習慣をつけ、試験前に慌てなくても良いように心がけました。学業とアルバイトを両立させた3年間でしたが、大事な物事を両立させ続けることの大切さ、大変さを学ぶことができました。貴社に入社できましたら、私の「継続力」「バランス感覚」を以て業務・課題達成にあたっていくつもりです。

稽古事・習い事

私は「努力を継続できる」人間です。私は小学校の頃からピアノの練習を始め、今に至るまで10年以上続けてきました。昔はピアノの練習が嫌になることもありましたが、何度か大会に出たり、難しい曲を弾きこなせるようになったりと「ピアノを弾く楽しみ」を見つけられるようになってからは、練習がつらくなってもそれを目的に日々淡々と練習を続けられるようになりました。

毎日どんな日でも必ず30分はピアノを弾くようにしておりますので、もはやピアノは私の人生の一部にまでなっております。私が貴社に入社できました時には、「ピアノを弾く楽しみ」を見つけて練習に邁進できたように貴社で与えられた業務・課題の中に「楽しみ・喜び」を見出し、努めていきたいと思っております。

継続力をアピールしたい時に注意すべき点

「継続力」をアピールする時には以下の項目に注意しながら自己PRを書くようにしましょう。

①抽象的な内容だけで終わらない

抽象的な文言ばかりで「継続力」がちっとも感じられない自己PRではいけません。エピソードを詳細に具体的に書くことによって「継続力」を客観視できるようにします。

②「継続力」が感じられないエピソードを書かない

上の「抽象的な内容だけで終わらない」ともかぶりますが、あくまでも読んでいる面接官・採用担当者が「継続力」を感じる内容でなくてはなりません。誰もがごく当たり前にできることではなく少なくとも年単位で取り組んだ事績について書くのが望ましいでしょう。

③無意味な「継続力」だと思われないようにする

本人にとってはそうでなくても周囲から見たら「くだらないこと」に対して「継続力」を発揮したエピソードなどは何のアピールにもなりません(公園のハトのえさやりなど)。また部活などの「継続力」をアピールする場合には、ただ取り組んでいたというわけではなくしっかりと「成果を出した」ことを書くようにしましょう。

もし「十分な成果」がなかったとしたら代わりに「継続したことから何を学ぶことができたか」を書くようにしましょう。これらの「成果」「学んだこと」が無ければ単なる「徒労」「バカ真面目」「融通がきかない」といった判断を下されかねません。

④学業などをおろそかにしていたと捉えられないようにする

部活やアルバイトなど学業以外のことについて「継続力」をアピールしたい場合には、学業をおろそかにしてまで打ち込んでいたと捉えられないように気を付けましょう。大学生の本分はあくまでも学業ですから、それをおろそかにしていると取られてしまうと「もしかしたら仕事もそっちのけで趣味に走るかもしれない」などと思われてしまう危険性もあります。

本業をしっかりとした上で部活やアルバイトに励んだという形にしましょう。そうすることで「継続力」以外に複数の物事を同時にこなす「バランス感覚」「処理能力」なんかもアピールできることでしょう。

継続力をアピールしたい時に書くべきこと

継続力をアピールする時のフレームワークについては以下のようなものでした。

1.自分は「継続力」がある人間である

2.「継続力」をアピールできるエピソード

3.入社してから自分の「継続力」がどう役立つのか

「継続力」をアピールしたい時に書くべきことをこのフレームワークに沿って詳細に見ていきましょう。

まず「1.自分は「継続力」がある人間である」です。「継続力」以外の性格や志望動機などの欄を書くときにも当てはまることですが、まず結論・要旨を述べることで面接官・採用担当者に自分の長所をダイレクトにアピールします。このとき「継続力」という単語を直接使わずに別の言葉で表現することでかえって印象付けることもできます(「私は一度手を付けると止まらなくなる性格です」「私は物事をとことん突き詰めないと気が済まない性格です」など)。

次に「2.「継続力」をアピールできるエピソード」です。学業や部活、アルバイトや稽古事・習い事で「継続力」を発揮したエピソードを具体的に書きましょう。このときただ単に普通の人と同じ取り組みを続けたというのではなく、「自身の弱点を克服するために勉強し、工夫した」「大会ごとの成績をその後の練習にフィードバックした」などというように状況に応じて工夫したり、課題克服のために取り組みの方向性を変えてみたといったエピソードも入れてみましょう。こうすることで「継続力」だけでなく「応用力」や「機転が利く」といった点もアピールすることができます。

また、継続したことの「成果」を必ず書くようにしましょう。この場合の「成果」はなるべく学校の成績、大会成績といった客観視できるものにしてください。「成果」があることでエントリーシートに書かれた「継続力」が説得力のあるものになります。もし「成果」と呼べるようなエピソードが無かったとしたら代わりに「継続したことで学んだこと」を書くようにしましょう。

具体的な「成果」を上げられなかったという点では失敗だったかもしれないが○○ということを学ぶことができ、これは自分にとっての糧となった、というような論調にもっていきます。こうすれば「失敗からも学ぶことができる」「ただ取り組むことだけが能じゃない」ということを示すことができるでしょう。

エントリーシートの自己PRですから最後に「企業への人材アピール」すなわち「3.入社してから自分の『継続力』がどう役立つのか」を書きます。応募先の企業に自分が入社したら「継続力」をどう活かしていくことができるかを述べましょう。
「入社後は与えられた課題を達成するまでひたすら工夫し取り組み続ける」
「○○を続けてきた時と同じく新たな世界を知るために励む」などといった、「入社後に自分が継続力を発揮している場面」を想定しながらだと書きやすいでしょう。

採用側は自己PRのどこを見ているのか?

企業はエントリーシートから就活生の何を見ているのでしょうか?

リクルート社の「就活白書2017」には「企業が採用基準で重視する項目」のアンケート調査(約1200社対象)の結果が載っていますがそこで第1位は「人柄」で92.9%の企業が重視しているとのことです。以降は第2位「自社への熱意」76.1%、第3位「今後の可能性」68.8%、第4位「性格適性検査の結果」38.9%、第5位「基礎学力」35.8%となっています。

企業が採用する段階では、就活生に業務に関する能力など無いも同然ですから「人柄」や「熱意」といったものを重視するのは当然のことです。面接官は就活生の「人柄」をエントリーシートの「自己の性格」や「大学での学業面での取り組み」「大学で打ち込んだもの(部活・アルバイトなど)」といった項目から判断します。

また、2位の「自社への熱意」これも採用基準としてはスタンダードなものです。業界や職種にたいするあこがれや熱意も大切ですが何より重要なのは「なぜこの企業なのか」だからです。業界や職種に対するあこがれ、熱意だけでPRが終わってしまうと応募先企業に入社する意気込みを語っていないことになり、「入社できれば競合他社でも良いのではないか」と心証を悪化させてしまいます。

3位の「今後の可能性」というのは「人柄」と「就活生の能力」を総合的にみて判断されるものでしょう。応募先企業の一社員としてやっていける人材か、周囲と連携することができるか、向上心はあるか、職場の雰囲気を良くできる人材かなど様々な観点から判断されるものです。

4位、5位はテストや検査の結果が主になりますが1~3位に比べると重視する企業の割合は半分近く下がります。学歴や成績、資格などももちろん重要ではありますが、企業は「就活生の中身」を重視していることがこの調査結果からうかがえます。

「継続力」というものは「何かにひたむきに打ち込むことができる」「忍耐強さ」「真面目さ」「意志力の強さ」などの要素を内在しているものです。ですから「継続力」についてのアピールをしていく中でこれらの要素も同時にアピールすることができるのです。

企業は社員一人一人の業務の積み重ねによって成り立っています。業務を遂行するにあたって「継続力」は最も必要となるものの一つと言えるでしょう。有効にアピールすることができれば「継続力」は就活における大きな武器となるのです。

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