就活で必要なエントリー数とは?|文系/理系の平均エントリー数

就活での平均エントリー数は?

就活をとりあえずエントリーという作戦の方もいらっしゃるかもしれませんが、何十社に応募するにしてもそれなりに対策に手間がかかるというものですし、費用も時間も限られていますから無駄遣いは出来ません。

かと言って志望先の企業の内定を絶対に取ることができるという保証はどこにもありませんから、本命の志望先企業以外にもそれなりに同じ業界・分野の企業や採用基準が似ている企業、企業選びの軸を満たしている企業などに応募した方が、内定を取ることができる可能性は高くなる低リスクな戦略であると言えます。

果たして何社に応募するのが適切なのでしょうか?就活における平均エントリー数についてご紹介します。

リクルート社が発表した「就活白書2017」の調査によるとプレエントリーの社数は、
2016年卒:42.89社
2017年卒:37.91社
となっています。

本式のエントリーシートの提出は、
2016年卒:17.63社
2017年卒:16.23社
となっています。

2015年以来、プレエントリー、エントリー共に企業数が減少傾向にあるようです。

また全国求人情報協会の調査では2016年卒の就活生の就活プレエントリー数の全体平均は39.2社となっており、2015年卒に比べて14.4社も下がっています。こちらの調査では本式のエントリーは全体平均で14.4社となっています。

1:文系の平均

全国求人情報協会の調査では2016年卒の就活生の内、文系の就活生のプレエントリー数は、国公立大学で41.7社、私立大学で45.9社となっています。国公立大学に比べて私立大学の方がプレエントリー数が多いです。因みに2015年卒のプレエントリー数は国公立大学では50社、私立大学では57.6社でしたので、国公立・私立大学共にプレエントリー数は減少していると言えます。

本式のエントリーの方は国公立大学で15.8社、私立大学で16.6社となっています。

理系の就活生に比べて文系の就活生は就職先が限定されないこともあってエントリー数は多い傾向があります。業界や就職先を絞らずにプレエントリーする就活生で50社程度かそれ以上というところです。前出の全国求人情報協会の調査では国公立大学で42.9%、私立大学で40.2%もの就活生が50社以上にプレエントリーしています。本式のエントリーでは、当然数字はぐっと下がって50社未満に国公立大学、私立大学共に95%が収まります。

経理など職種を絞った就活生の場合はプレエントリー数は20〜30社まで減ります。志望職種が決まっているため、エントリー数も絞ることが出来、その分1社ごとの分析を深めることが出来ます。国公立大学の26.8%、私立大学の27%の就活生が20〜49社のプレエントリー数です。

また少数ですが「インターン先のベンチャーから内々定をもらっている」などといった第一志望群しかエントリーしないという就活生の場合は自由応募で数社を保険で加えて5〜10社のプレエントリー数になります。国公立大学で12.9%、私立大学で5.1%の就活生がこのカテゴリーに分類されます。

資料・採用情報の請求段階であるプレエントリーに比べてエントリーシートの提出から始まる本式のエントリーの応募社数は当然下がります。国公立大学では10〜19社には35.5%、20〜49社に35.8%が分布しています。私立大学では10〜19社に25.8%、20〜49社に32.1%が分布しています。

2:理系の平均

全国求人情報協会の調査では2016年卒の就活生の内、理系の就活生のプレエントリー数は国公立大学で20.0社、私立大学で27.4社となっています。文系の就活生のプレエントリー数(国公立大学で41.7社、私立大学で45.9社)と比べると少ないのが印象的ですね。理系の就活生は文系の就活生に比べて専門分野によりある程度職種や業界が絞られるので、エントリー、プレエントリー数は少ない傾向があります。

本式のエントリー数は国公立大学で6.0社、私立大学で11.0社ですから文系に比べるとだいぶ少ない数字です。

因みに2015年卒の就活生のプレエントリー数は国公立大学で30.8、私立大学で49.1でしたので文系よりも理系の方がプレエントリー数の減少の仕方が激しいです。

特に専門分野やそれと関連する職種、業界にこだわらないという就活生は理系でも文系同様50社かそれ以上エントリーします。しかし国公立大学で7.5%、私立大学で20.6%ですから文系の就活生に比べるとやはりエントリーの絶対数が少ないと言えます。

理系でも修士の就活生や職種・業界を絞ってエントリーする就活生は20社程度のエントリー数であることが多いです。20〜49社にプレエントリーした割合は国公立大学で26.1%、私立大学で31.3%とそれぞれ最も大きな割合となっています。

学校推薦の応募は全般的に自由応募よりも高い内々定率ですので、学校推薦を受けている理系就活生の場合は保険として自由応募した数社を含めて5〜10社程度になることが多いです。国公立大学で18.2%、私立大学で15.7%となっています。

内定者の平均エントリー数は?

では内定者の平均エントリー数はどれくらいなのでしょうか?前出の全国求人情報協会の調査によると、2016年卒の就活生の内定・内々定取得数の全体平均は2.2社でした。文系では国公立大学で2.6社、私立大学で2.3社、理系では国公立大学で2.1社、私立大学で2.0社となっています。

内定が1社も無かった人を除いた内定取得者のエントリー数の平均値のデータが公開されていないため、内定の社数やエントリー数から内定者の平均エントリー数を推測するしかありません。

内定の社数別の割合は、全体平均の場合
5社以上:5.8%
4社:7.1%
3社:17.2%
2社:21.4%
1社:35.8%
0社:12.6%
となっています。

細かく見ていくと、文系の国公立大学では
5社以上:6.8%
4社:16.5%
3社:18.3%
2社:24.2%
1社:24.5%
0社:9.7%
です。

文系の私立大学では
5社以上:7.0%
4社:7.6%
3社:17.0%
2社:24.3%
1社:34.5%
0社:9.6%
となっています。

一方理系では国公立大学で
4社:3.6%
3社:29.6%
2社:18.6%
1社:25.7%
0社:22.5%
となっています。

5社以上の内定取得者は調査対象の集団の中にはいなかったようです。

理系の私立大学では
5社以上:4.2%
4社:5.6%
3社:14.5%
2社:15.0%
1社:43.3%
0社:17.5%
となっています。

文系の就活生の分布が比較的分散しているのに対して理系の就活生では応募数が文系に比べて少ないためか国公立大学の0社が22.5%だったり私立大学の1社が43.3%だったりと偏りがある結果となっています。

理系の就活生は少数精鋭型の戦略を、文系の就活生は比較的、多産型の戦略を取っていると見ることもできます。理系の就活生の内定率の低さはエントリーの絶対数の少なさが原因でしょうし、文系の就活生は40〜60社エントリーして平均して2社の内定率ですから質的に他のライバルに打ち勝つ必要があります。

エントリー数が少ないと不利になる?

エントリー数が少ないと不利になるのでしょうか。これはどの程度、企業研究を深めているか、企業側が欲しがる人材かなどによって変わりますので一概に言えることではありません。

あまりにエントリー数が多いと1社ごとの分析が浅いものとなってしまい、その1社を志望して企業研究にしっかり取り組んだ就活生に比べると内定の確率は下がってしまいます。かといって第一志望の企業しか受けない場合はそこから内定をもらえなかった場合にはその年の内定は無しということになってしまいます。

ですので、1社1社のエントリー内容を充実させて1社ごとの内定の確率を上げて、それに加えて無理がない程度にエントリー数を増やすことで就活全体の内定の確率を増やしていく他ありません。エントリー数を増やすポイントについては後述します。

また、上でも見てきたように理系の就活生は専門により業界や職種が絞られるためかエントリー、プレエントリーの社数が文系に比べて少ない傾向にあります。しかし、内定を取れなかった人の割合も文系に比べて高いので、万が一を考えてエントリー数を無理がない範囲で増やすのが得策でしょう。

エントリー数は何社から少ない?

エントリー数は何社から「少ない」となるのでしょうか。これに関しては就活の方針や状況に応じて変わるものと言わざるを得ません。第一志望の企業から内々定をもらっているのでしたら、保険の自由応募の数社を加えて5〜10社程度であっても充分な数字です。

しかし、内々定が無い状態で、職種や業界も絞らずにエントリーする場合だとやはり30社以上は欲しいところです。就活の目標は「企業から内定をもらう」ということですから「エントリー数が少ない」かどうかということは、内定を1社でも取るためには充分な

エントリー数なのかまだ足りないのか、という観点で考えるべきです。

確率の分野には事象と確率を掛け合わせた期待値という考え方があります。A〜Eまでの5社にエントリーしたとして、それぞれの内定を取れる確率を、
A:30%、B:40%、C:20%、D:20%、E:40%
だとすると、全体で何社の内定を取得できるか期待値を計算すると、
1×0.3 + 1×0.4 + 1×0.2 + 1×0.2 + 1×0.4 = 1.5
となり、1.5社ですので、1〜2社の内定を期待出来そうだと判断出来ます。自分の内定の確率など分かるわけもありませんが期待値を念頭に置くとエントリー数の問題は考えやすくなります。

エントリー数を増やす方法

エントリー数を増やす方法ですがどのようにしたら良いのでしょうか?ただむやみやたらに沢山の企業に応募するというのではなくて内定を取る確率が上がるエントリー数の増やし方を考えてみましょう。

まず、自身の「企業選びの軸」を明確にします。そうすることで「どういった企業を中心に就活を進めていくか」がはっきりしますから、まずはそれをもとに第一志望とそれに準じる「本命」の企業群を設定します。

この企業群に共通していることはあなたの「企業選びの軸」を満たしている、すなわちあなたの価値観や能力、人生設計に合った企業であるということです。そしておそらく業界・職種である場合が多いでしょう。

これらの企業は第一志望の企業と共通する点がありますから、企業研究や面接対策などもしやすいと思われます。つまり難易度を抜きにして、適切に対策をしたならば内定の確率が高いグループです。これらの企業の対策を中心に就活を進めましょう。

次に「企業選びの軸」を完璧に満たしているわけでは無いけど第一志望の企業と同じ業界・職種の企業や、「企業選びの軸」を満たしているものの第一志望の企業と違う業界や職種の企業をピックアップしてこちらにもエントリーしてみます。

第一志望の企業群と違って「企業選びの軸」と業界・職種を一部だけ満たしているわけですがむやみやたらと沢山の企業に応募するよりは、これらの一部でも共通点がある企業の方が戦いやすいはずです。これら「一部共通の企業群」を保険にします。このグループが第一志望のグループに比べて難易度が低ければそのぶん内定も取得しやすくなります。

最後に「企業選びの軸」も業界・職種も全くかぶっていない企業、こちらは応募するだけ費用と労力の無駄になりますので応募はやめておきましょう。難易度が極端に低いというのなら内定は出るでしょうが、あなたの企業選びの軸に合致していない、その上業界や職種も違うという時点でそれが就活に成功したと言えるものではないことは確かでしょう。

真面目に企業を選定すれば第一志望の企業群は5〜10社、一部共通の企業群は20〜40社にはなります。あくまでも数をただ増やすのではなく、「ボーダー圏内」企業のエントリー数を増やすという意識が重要なのです。

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